最近はゴルフウェアのデザインが多様化して、ポロシャツにチノパンなど普段着と変わらない外観のものも多く見かけるようになりました。
もちろん、ゴルフウェアは「ゴルフに適した高度な先端機能」を持たせているのですが、見た目が普段着と変わらないので、足元もそれに適したカジュアルなゴルフシューズを合わせたいところですね。
とくに、スニーカータイプのゴルフシューズは普段にも使えそうな見た目ですし、「普段履きできるならしたい」と考える方も多いと思います。
ただ、やはりゴルフシューズはゴルフ用として作られた靴なので、注意すべきポイントもいくつかあります。
本記事では、ゴルフシューズは普段履きできるかどうかや、注意点などについて紹介します。
ゴルフシューズは普段履きできる?
ウェアのカジュアル化に合わせて各メーカーから、スニーカーのようなデザインと履き心地のゴルフシューズが多く発売されています。
これらのゴルフシューズの多くはスパイクレス、つまり底に鋲がついていないタイプであり、これなら普段履きできることから自宅から履いてコースへ行き、ラウンドして、履いたまま帰ってくるという使い方をしているゴルファーもいます。
しかし、多くのゴルフ場ではドレスコード、すなわち服装規定でサンダル、スニーカーでの来場を禁止しています。
ぱっと見でスニーカーと見分けがつかないデザインの場合には、フロントで声をかけられることもあります。
また、スパイクレスは底鋲がない分、グリップ力を高めるためにソールに軟硬2種類の素材を組み合わせたり、突起のデザインや配列にも工夫を凝らしています。
一般的にスパイクレスでも、現在の製品はソールのすり減りが少なく手入れをしっかりすればかなり長持ちします。
しかし、それはあくまで土の上で使用する前提です。
コンクリートやアスファルトの上を長時間歩くことは想定されていないので、その分すり減りが早くなります。
すり減りに気付かぬまま使用して、思わずスリップしたりといったトラブルも想定されます。
このようなことからも、個人的にはスニーカーに近いデザインであっても、ゴルフシューズという認識で履き替えて使うのがベストかと思っています。
ゴルフシューズの普段履きは変じゃない?
ゴルフシューズでも人気の「アディダス」「ニューバランス」「プーマ」「ナイキ」などの大手スポーツメーカーから、スニーカーの人気モデルのディテールをそのままゴルフシューズに落とし込んだモデルが発売されています。
例えば、アディダス・スタンスミス、ニューバランス574、プーマGSファスト、ナイキエアマックス90、さらにコンバース・ワンスタースェードなど、どれも人気モデルです。
これらのデザインそのままにゴルフシューズになっているのですから、好きな人にはテンションも上がりますし、十分に街でも似合います。
でも、あくまでもゴルフシューズなのですから、街で履くのは勿体ないと思います。
どうしても普段履きしたいのであれば、まずはコースで履いて、グリップ力が落ちたと思ったら街で履くのが良いと思います。
普段履きもできるゴルフシューズ3選
ここまで紹介したように、普段履きできるゴルフシューズをお探しの方は、コースで使えなくなったあとに街歩きできるモデルを選ぶのがおすすめです。
ここからは、とくに街で履くのに適した柔らかさを持ち、デザイン的にも違和感なく使えるであろうゴルフシューズを3つ紹介します。
[アディダス]スタンスミス ゴルフ
言わずと知れた、世界一売れたスニーカーで、アディダスの代表的なモデルでもあるスタンスミスのゴルフシューズです。
サイドのスリーストライプの仕上げ以外、ほとんど見分けがつかないくらい再現されています。スニーカーとしてかなり人気の高いモデルですので、街でも違和感なく溶け込むと思います。
[ニューバランス] スニーカー UGS574v3スパイクレス
鳥が3本足でバランスを取って歩くことから足裏の新たな可能性に着目し、ランニングシューズを作ってきたニューバランスの、代表モデルである574をゴルフシューズに落とし込んだモデルです。
こちらは派生モデルが多く、甲部分がメッシュのものや合成皮革のもの、ヒールガードがカラフルなものなど選べます。
ただ、フィット感を優先していますので、スニーカーよりもやや幅が狭い点に注意が必要です。
[フットジョイ] フレックスXP スパイクレスシューズ
ゴルフシューズの老舗のフットジョイにも、メッシュ素材を多用した軽量スパイクレスシューズがラインナップされています。
スニーカータイプのカジュアルなモデルですが、アウトソールが台形に外に張り出して、スイング時のグリップに配慮されたデザインになっています。
フットジョイのスパイクレスシューズは、ゴルフ初心者にも人気なので、ぜひチェックしておいてくださいね!
ゴルフシューズを普段履きする際の注意点
ここまでゴルフシューズを普段履きすることについて触れてきましたが、もしゴルフシューズを街用にするのであれば、いくつか注意したいことがあります。
ゴルフシューズを普段履きする際には、以下の2つのポイントに気をつけましょう。
歩きづらい可能性がある
たとえ「スニーカータイプ」といってもゴルフシューズですので、一般的なスニーカーとは目的や役割が異なります。
一般的なスニーカーとゴルフシューズの大きな違いは、ソールの厚さと硬さにあると思います。
ゴルフシューズにはスイング中の足の左右へのブレを防ぎ、地面を蹴るパワーをボールに伝える役割を持ちます。
これが、一般的なスニーカーのようなフワフワの薄いソールではしっかり踏ん張れないので、スイングに合わせてソールがよじれてしまいます。
そこで、しっかりと地面を踏みしめることができるように、ゴルフシューズのソールは一般的なスニーカーよりも厚く硬くしているのです。
ソールを厚く、硬くしている分、いつものスニーカーと同じ感覚で歩いていると、「不意に滑る」などの危険さがともなうと考えられます。
逆に、都会で雪が降った時など、降り始めの湿った雪の上を歩く際には、スニーカーよりもグリップ力があると考えられるかもしれません・・(確信はありませんので、履かれる際は気をつけてくださいね)
ゴルフ場内の芝にはよくない
そして、実はこれが最も大切な事なのですが、グリーンの芝はどこのゴルフ場でも最も神経を遣って手入れをしています。
グリーンに使用されている芝は、フェアウェイとは異なるデリケートな品種の芝を使用しており、なにより雑草が生えることを嫌います。
外を歩いて知らぬ間に雑草の種を靴底につけたままグリーンに上がり、プレーするのはグリーンを傷める行為になります。
毎回シューズを綺麗に洗っていればマシかもしれませんが、そうそう毎回洗ってもいられませんし、なにより完全に防ぐのは難しいと思います。
普段履きできるゴルフシューズをもう一度確認したい方はこちらから>>
ゴルフシューズは普段履きできる?変じゃない?注意点も解説!まとめ
今回は、ゴルフシューズの普段履きについて紹介してきましたが、基本的にはコースで履くことをメインに考えるのが良いと思います。
たとえば、陸上競技のレーシングシューズや、ロードレースのシューズを街では履きませんよね。
そこには、用途が違うことやデザインが普段着と合わないことなど、色々な理由があると思いますが、ゴルフシューズも同じようにやはりあくまでもゴルフプレー用としてまずはコースで使用するのがよいのかなと。
ただ、最近のゴルフシューズはメッシュ素材を使用した軽量なモデルや、人気のスニーカーのデザインを落とし込んだモデルなど、種類が豊富なので、コースで使えなくなったあとのことも考慮して選ぶとよいかもしれません。
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