ある程度のランクの革靴には、シューキーパーを入れることが推奨されています。
なかでもサラリーマンに人気の高い『リーガル』にシューキーパーを使いたいと考えている人は多いでしょう。
しかし、間違った形やサイズのシューキーパーをチョイスしてしまうと、靴そのものを悪くしかねません・・
そこで今回は、リーガルにおすすめのシューキーパーをまとめました!選び方も詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
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リーガルにおすすめのシューキーパー5選
早速、リーガルにおすすめのシューキーパーを紹介します。気になるものがあれば、ぜひチェックしてみてくださいね。
リーガル シューツリー
本家リーガルから販売されているシューキーパーです。やはりメーカー元が作っているアイテムは、他のシューキーパーには超えられない安心感があります。
つま先が中央から左右に分かれる『ハーフラスト形状』を採用しているため、幅の広さに関係なく着用できるのも魅力。シダー素材で香りがよく、臭いも吸収しやすいため、脱いでいる間に無駄な湿気を溜め込みません。
リーガルの靴全般に使えて形が綺麗に整うため、迷う方はこちらを選べば間違いないでしょう。
スレイプニル(Sleipnir) レッドシダーシューツリー
シューキーパーの定番ブランドとも言える、スレイプニルのトラディショナルモデルです。
小指部分の外側に向かってテンションがかかる『サイドスプリット形状』で、幅広・甲高の靴にもフィットする形をしています。
つま先が丸めの靴や甲高の靴などに合いやすく、香りが良いアロマシダーを使っているのもポイントです。
ただし上記モデルはやや大ぶりのつくりなので、ロングノーズや幅が細めの靴には、小さめサイズを選ぶか、ヨーロピアンモデルのほうがよいかもしれません。
コロニル アロマティックシダーシュートゥリー
クリームや防水スプレーなどが人気のドイツのレザーケアブランド『コロニル』から販売されているシューキーパーです。
癖のないシューキーパーのため、どの革靴にも使える万能型。靴の形にもよりますがテンションが強すぎないので、靴と同じサイズを選んでも問題ないでしょう。
比較的値段がお手頃なので、気軽に購入したい人にも◎。ただしサイズ展開がS、M、Lの3種類しかなく細かく分かれていないので、完璧にフィットするかは少々不安が残るところです。
コロンブス(columbus) シューキーパー
こちらも靴クリームなどで有名な『コロンブス』のシューキーパーです。日本メーカーだけあって、日本人の足にフィットするリーガルとの相性もよいと言われています。
テンションをかける際に重要になるバネの動きがスムーズで、作りがしっかりしていると評判です。
ただし横幅が少し広めのため、細身の靴には不向きかもしれません。また、値段は少し高めとなっています。
ダスコ(DASCO) シューキーパー サンデッドライム
超高級靴専用のシューキーパー手掛ける、ダスコ(DASCO)社の製品です。ライム素材でやや軽量なのが特徴。
ヨーロッパ靴へのフィットが得意なブランドだけあって、全体的に細めのシューキーパーです。ロングノーズの靴やインポート靴に合いやすいでしょう。
リーガルの25.0〜25.5にはSサイズがちょうどよいとの声もあり、形によっては幅が広すぎるとの声も……。購入前にサイズをしっかり確認しておきましょう。
シューキーパーを使うメリット
リーガルに合うシューキーパーは上記の通りですが、ここからは「なぜシューキーパーを使う必要があるのか?」について深掘りしていきます。
シューキーパーを必要と感じるかどうかは人それぞれですが、以下のようなメリットが得られれば、使ってみる価値はあると思います。
なお、本当にシューキーパーは必要か疑問に思っている人は、以下の記事も参考にしてください。
関連記事革靴にシューキーパーはいらない?逆効果になるって本当?
形を整えて、履き心地をキープ!
革靴にシューキーパーを入れておくと、革底の反りを戻して、アッパー(甲部分の革)のシワを伸ばすことができます。
靴は歩くたびに曲がるので、履いているうちに、靴の反りや履きジワが発生します。靴を履いたまま置いておくと、反りや履きジワ部分の革がひび割れたり剥がれたりします。
履かない時にシューキーパーを入れておけば、元の形に戻そうとする力が働いて、革靴の劣化を防ぐ効果に期待できます。
手入れしやすくなる
正しいサイズのシューキーパーを入れた革靴は、革が程よく伸びた状態になります。
そのため、手入れの際にクリームが塗り広げやすく、細かいシワや折り曲がる部分のケアがしやすくなります。
特に手入れでクリームが入りにくい部分は乾燥して劣化が進みやすく、ひどいと割れて穴があいてしまうことも……。
シューキーパーを入れることで履きぐせを伸ばした状態で手入れでき、メンテナンスをしやすくなるのもメリットです。
靴の臭いや湿気を吸収して清潔に保つ
一日履いた革靴は、大量の汗を吸い込んでいます。このまま保管すると雑菌が繁殖して、足が臭くなる原因になります。
木で作られたシューキーパーには脱臭・防カビ機能がある商品が多く、靴の臭い防止効果にも期待できます。
リーガルに最適なシューキーパーの選び方
シューキーパーは、安いものから高級品まで、さまざまな種類があります。目的や値段に応じて、リーガルにマッチするシューキーパーを選びましょう。
ここでは、シューキーパーの選び方として次の項目に分けて解説していきます。
①素材
②構造
③サイズ
シューキーパーの選び方①素材
素材 | メリット | デメリット | |
木製 | 吸湿性が高い 脱臭性がある | プラスチック製よりは重い 値段が高くなる | |
プラスチック製 | 安い 軽い 持ち運びしやすい | 吸湿性がない 脱臭性がない 形を維持する能力がやや低め |
シューキーパーを使う目的は『形の維持』と『吸湿脱臭』なので、自宅保管には木製がおすすめです。一方、出張や旅行などで持ち運ぶときは、プラスチック製のほうが軽くてラクなので、その時々で使い分けるのもよいですね。
シューキーパーの選び方②構造
シューキーパーの形状・構造は、ヨコ幅とタテの長さをチェックします。
横幅は広がるタイプかどうかをチェック
シューキーパーは、横幅が「広がるタイプ」と「広がらないタイプ」があります。広がるタイプは、甲からつま先にかけて左右に分かれるようになっています。
〇フルラスト
フルラストは、つま先側のパーツが一体成型になっているタイプです。プラスチック製のシューツリーや、高級靴用の専用シューツリーに多く見られます。左右に分かれないため、サイズやウィズ(横幅)、形状にピッタリ合うとベストです。
〇ハーフラスト
ハーフラストは、つま先部分のパーツが真ん中で半分に割れているタイプです。靴の内側から左右の外側に向かってテンションをかけられるので、革靴のつま先部分のシワ対策に向いています。一方、甲へのテンションはあまりありません。
〇サイドスプリット
サイドスプリットは、つま先部分のパーツの小指あたりが割れている形をしています。左右だけでなく、甲の部分にもテンションをかけられるので、つま先のシワをキレイに伸ばしたいときに最適です。悩んだときは、このサイドスプリットがよいでしょう。
タテの長さの調節方法をチェック
靴のタテ方向(つま先からカカトまで)は、スプリングが入っていて伸びるタイプやネジで調整するタイプなどがあります。
〇スプリング式(バネ式)
つま先部分のパーツとカカト部分のパーツが金属製の棒でつながっているタイプです。中に入っているスプリングがほどよいテンションをかけ、靴のサイズにフィットする構造です。
一般的に使われているタイプで、靴のサイズに合わせやすいのが特徴。初めてシューキーパーを購入するなら、スプリング式かスプレッド式を選んでおけば間違いないでしょう。
〇ネジ式
シューキーパーのつま先部分のパーツとかかと部分のパーツのスペースを、ネジで微調整できる構造です。
靴のサイズにピッタリとあわせることができ、余分なテンションがかかりません。 テンションに弱い、ローファーにおすすめのシューキーパーです。
(形はこんな感じです)
〇ヒンジ式
シューキーパーのつま先部分のパーツとかかと部分のパーツが、ヒンジで折り曲がる構造になっています。(ヒンジは蝶番のことで、このような形をしています)
スプリング式のようなテンションはありませんので、靴にピッタリとフィットする必要があります。
サイズ
シューキーパーは、靴のサイズにあわせることが必須です。靴のウィズ(幅)や靴の形に合っているのがベストです。
もし通販で購入するときは、形があわなかったときに備えて、返品交換が可能なサイトを選ぶと安心です。なお、サイズが同じでも、メンズとレディースでは形が違いますので、必ずメンズを選んでくださいね!
もう一度リーガルにおすすめのシューキーパーをみたい方は、以下のリンクからどうぞ!
>>リーガルにおすすめのシューキーパー5選
リーガルにおすすめのシューキーパー5選|選び方も紹介まとめ
高品質で有名なリーガルですが、履くたびのメンテナンスが長く付き合う秘訣です。シューキーパーを入れることは、手間のかからないメンテナンスの1つです。
お気に入りのリーガルを、なるべく長くキレイに保って、リーガルの履き心地の良さを満喫しましょう!
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