ストッキングは他の洗濯物に比べて繊細で、普通に洗っても大丈夫かどうか心配になりますよね。
日常の必需品だからこそ、洗濯での伝線は防ぎたいものです。
本記事では、消臭効果と伝線予防になるストッキングの洗い方を紹介します。
ストッキングを傷めずに洗濯したい人は、ぜひ参考にしてください。
ストッキングの洗い方
ストッキングを洗うときは手洗いするのが1番良いですが、洗濯機でも洗えるので安心してくださいね。
ストッキングを洗うときは、絡まったり引っかからないように1本ずつ洗いましょう。
また、足の裏が黒く汚れている場合は、洗濯洗剤を汚れ部分に直接つけて、もみ洗いしましょう。
それでも落ちない汚れは、台所用の中性洗剤を付けてもみ、少し置いてからすすいでみてください。
油汚れに強い台所用洗剤は衣服のシミ抜きにもよく使われているので、汚れが気になる方は試してみてください。
ストッキングを洗わないのはアリ?
結論から言うと、ナシです><
ストッキングの素材は、通気性や吸湿性の悪いナイロンです。
汗に混じった皮脂汚れ(アカ)は、ストッキングの繊維の表面に蓄積され、臭いの原因となってしまいます。
パンプスやストッキングの臭い防止のためにも、1日履いたストッキングは洗濯する習慣をつけましょう。
ストッキングの洗い方で手洗いの場合
【用意するもの】
- 洗面器
- 30度くらいのぬるま湯
- 衣類用洗剤
- タオル
【手順】
- 1.裏表をひっくり返す足からでた汚れは内側についているので、ストッキングを洗うときはひっくり返しておきましょう。また、おもて面を傷つけないためでもあります。
- 2.洗面器に30℃くらいのぬるま湯をためて、洗剤を少し入れてよく混ぜます。通常の衣類用洗剤でも良いですが、おしゃれ着用がおすすめです。
- 3.押し洗い軽くたたんだストッキングを洗面器に入れたら、押し洗いしましょう。強くこする必要はなく、優しく押してあげるだけで大丈夫です。
- 4.すすぐ泡がきれるまですすいだら、余計な水分を絞っておきましょう。強く絞りすぎると繊維を傷めてしまうので、あまり力を入れすぎないようにしてください。
- 5.水分を拭き取るタオルでストッキングを挟んで、さらに水分を拭き取ります。
洗濯機でストッキングを洗う方法
ストッキングは手洗いするのが安心ですが、毎日のこととなると、手洗いするのは大変ですよね。
日常使いのストッキングは洗濯機で洗いたい!という方は、以下の手順で洗いましょう。
洗剤は中性洗剤(おしゃれ着用推奨)を使います。ストッキングは洗濯機で脱水すると傷みやすいので、洗い終わったら、洗濯機からとりだしてタオルで水気を拭き取りましょう。
- 1.裏表をひっくり返す手洗いのときと同じように、ストッキングの裏表をひっくり返しましょう。こうすることで、内側の汚れが落ちやすくなります。
- 2.折りたたむ手のひらサイズにストッキングを折りたたみます。
- 3.ネットに入れる洗濯ネットに入れます。ネットに入れずに洗濯機で回すと、ほかの洗濯物と絡まって傷む原因になるので注意してくださいね。
- 4.ドライコースで洗う優しく洗ってくれる「ドライコース」にセットします。洗濯機によっては「ソフトコース」「手洗い」など違う名前かもしれません。
- 5.水分を拭き取るタオルでストッキングを挟んで、水分を拭き取ります。
ストッキングの干し方
ストッキングはウエスト部分を上にして、日陰で干すのが正しい干し方です。
ウエスト部分を上にすることで、型崩れや伸びるのを防げます。
また、ウエスト部分は生地が二重になっているので、洗濯バサミを挟んだときのダメージもつま先に比べて少なく、長持ちするようになります。
また、乾いたストッキングをとりこむときに、洗濯バサミを外すのが面倒くさくて、引っ張って外してませんか?
引っ張ると型崩れや電線の原因になります。ついやってしまう方は、洗濯バサミを広げて外すクセをつけましょう。
ストッキングを洗濯して臭いをとる方法
ここでは、ストッキングの洗濯のときにできる、臭いをとる方法を紹介します。
効果的な方法を紹介していますが、ストッキングの素材や状態によってどのくらい臭いが取れるのかは変わります。
除菌や抗菌効果のある洗剤を使う
ストッキングが臭い原因は、雑菌の繁殖によるものです。
そのため、除菌や抗菌効果の高い洗剤を使うことで、臭いを抑えることができます。
臭いが気になるストッキングを裏返しにして、除菌効果のある液体洗剤を直接ストッキングに染み込ませます。
除菌や抗菌効果の高い洗濯洗剤の人気ランキング1位の、アタック抗菌EXスーパークリアジェルがおすすめです。
ストッキングの臭いが取れないときの対処法
ストッキングを洗濯しても臭いが取れないときは、つけおき洗いしましょう。
ここでは、以下の2つの方法を紹介します。
- 重曹を使う方法
- 漂白剤を使う方法
それぞれを詳しくみていきましょう。
ストッキングに重曹を使う方法
まずは重曹で臭いをとる方法から紹介します。
足の臭いの原因は酸性の物質で、弱アルカリ性の重曹が臭いの原因物質を中和し、臭いを揮発しにくく変化させるといわれています。
洗面器に40度くらいのお湯を入れたら、大さじ2~3杯の重曹を溶かします。
半日ほど置いたら、先ほど紹介した方法で洗って乾かしましょう。
ストッキングに漂白剤を使う方法
ストッキングは繊細な素材のため、漂白剤を使うときは注意が必要です。
ストッキングの洗濯絵表示をチェックして、以下のような三角のマークがある場合は漂白剤を使っても大丈夫です。
マーク | 意味 |
酸素系も塩素系も使える | |
酸素系は使える塩素系はNG | |
漂白剤は使えない |
なかには洗濯絵表示がついていないストッキングもあるので、心配な人は重曹のつけおきの方がいいかもしれません。
ストッキングに漂白剤を使うときは、40度くらいのお湯に洗剤と漂白剤を入れ、20~30分ほどつけおきしておきます。
洗面器を使う場合は、洗剤の量は少なめで大丈夫です。漂白剤の分量は商品ラベルに書いてある「つけおき」の量を目安にしてください。
つけおきが完了したら、しっかりすすいで乾かしましょう。
洗剤が残っていると臭いの原因になるので、泡がなくなるまですすいでくださいね。
せっかく洗ったストッキングが臭くならないように、パンプスや足の手入れにも気をつけましょう。
・参考:パンプスの臭いの取り方と洗い方
・参考:足臭いときに効果的な洗い方
ストッキングの洗い方と洗濯で臭いをとるコツ!取れないときの対処法もご紹介まとめ
ストッキングは伝線しやすく、臭いも取れにくいので洗濯にはちょっとしたコツが必要になります。
洗ってもストッキングの臭いが取れないときは、重曹や漂白剤を使う方法も試してみてください。
今回紹介したストッキングの洗い方と干し方を参考に、清潔なストッキングを保ちましょう。
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