お気に入りのブランド靴は長く大切に履きたいもの。
シャネルやルブタン、ジミーチュウ、ポルセリなどのハイブランドのパンプスはもちろん、自分の好きなブランドの靴は気分も上げてくれる素敵なアイテムですよね。
ただ、ブランド靴のパンプスの底(ソール)は薄いものが多く、アスファルトの摩擦ですぐにすり減ってしまいます。
今回紹介する「裏張り」は、地面と摩擦が起こる底にゴムを貼り付けて、すり減りを軽減させるもの。
この記事では裏張りができるお店や、価格、所要時間についてまとめました。また、どのタイミングで貼るべきかも紹介しているので、参考にしてくださいね。
ブランド靴の裏張りはどこでするもの?
ブランド靴の裏張りをしたいと思ったとき、どこに出せばいいのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
ブランド靴の裏張りを依頼できるところには、ブランド靴の正規店と一般の修理店の2つがあります。
それぞれにメリットデメリットがあるので、詳しくみていきましょう。
ブランド靴の正規店
ブランドによっては、正規店で修理を受け付けていることもあります。
特にクリスチャン・ルブタンの正規の裏張りでは、オリジナルの底と同じ赤色、ロゴマークの入ったゴムをつけてくれることで有名です。
ただ、ルブタン以外のブランドでは正規のお店で裏張りをしているのは少ないのか、一般の靴修理に依頼する方が多い印象です。
各ブランドの正規店では、通常の修理に関しては受け付けていることが多いと思うのですが、裏張りに関しては街の修理店に持ち込むのが主流なのかもしれません。
また、正規店の修理は、一般の修理店に比べて日数がかかるケースが多いです。購入時か、購入後、お店に裏張りに対応しているか聞いてみると良いでしょう。
正規店で修理する際はギャランティカードや領収書など、「本物」である証明書が必要になる可能性があります。
一般の靴修理店
駅や百貨店などに入っている靴修理店では、ブランドを問わず裏張りしてくれます。お店によってはゴムの種類や厚み、色を選ぶこともできます。
また、百貨店でブランド靴を購入した場合は、そのまま同じ百貨店内の靴修理カウンターに出すと方も多く、手間が省けるのでおすすめです。
ただ、一般の靴修理店に裏張りに出すときに、必ず注意しておきたいポイントがあります。
それは、正規のお店以外で修理した場合、正規品と見なされなくなってしまうことです。
100%ブランドの正規店で購入したブランド靴でも、1回違う修理店が手を加えると、今後何かあったときに正規店での修理を受け付けてもらえません。
購入時に店員さんから言われると思いますが、この注意点は覚えておきましょう。
裏張りの価格と所要時間
靴修理店での一般的な裏張りの価格は2,000〜3,000円くらいです。(両足(左右)を合わせた1足の値段です。)
また、裏張りにかかる時間は、履いている靴をその場でやってくれるお店なら30分〜、持ち込みなら2時間〜数日など預かってもらえることが多いでしょう。
裏張りは接着剤を乾かす時間が必要なので、履いていくよりも、余裕をみて預けるのが安心です。
また、その時のお店の混雑具合によっても預かりの時間や日数が変わることもあります。
自分でも裏張りはできる
「靴底の裏張りはお店じゃないとできない」と思っている人も多いと思います。
しかし、実は自分で裏張りすることもできるんです。正規店や靴修理店と全く同じゴムを貼り付けることはできませんが、靴底を保護して滑り止めになる効果はお店と同じです。
自分で裏張りする方法はとても簡単で、お店に出すよりも安く仕上がるため、修理に出す時間がもったいないという人や、お金をかけたくないという人にもおすすめです。
また、「まずは履いて楽しみたい!」という場合は、自分で裏張りした状態で履いて、しばらく楽しんでから靴修理店で本格的な裏張りをすることも可能です。
自分で裏張りする方法の詳細は、以下の記事をご覧ください。
関連記事靴の裏張りは自分でできる!やり方や注意点・タイミングを紹介ブランド靴の裏張りは必要?しないとどうなる?
裏張りが必要かどうかは、好みにもよりますが、底が革の場合はしておいた方がよいでしょう。
また、「馴染みが悪くなる」「通気性が損なわれる」といった理由で、店員さんによっては裏張りしない方がいいと言われることもあるようですが、実際には裏張りをしてもあまり影響しないと思います。
たしかに、裏張りをする時には表面をヤスリで削り、接着剤で裏張り用のゴムを貼り付けるので、馴染みが悪くなったり通気性が損なわれるということも間違いではありません。
ただ、そこまで急激に変化するほどのものではなく、履いていけば馴染みますし、接着剤をつけたからといって、靴のムレが酷くなることもないでしょう。
裏張りを貼るときに削るとはいえ、歩くときに削れることを思えば裏張り交換する方がはるかに靴底の厚みを保てます。
また、オリジナルの靴底が滑りやすい場合、ツルツルの床で転んで怪我をする可能性もあります。裏張りには滑り止め効果もあるため、安全性を考えても貼っておくことをおすすめします。
裏張りは履いてからでも良い?タイミングはいつがベスト?
裏張りは個人の好みにもよりますが、早めにしておくのがおすすめです。
好みにもよりますが、オリジナルの靴の状態を楽しみたい方は新品のまましばらく履いてもよいでしょう。
ただ、ヒールの高いパンプスなどは滑るととても危険なので、少し履いてみて危なそうなら新品に近い状態で裏張りに出すことを検討してみてくださいね。
すでに愛用している場合、履いてからでも裏張りできるので、修理店に依頼してみましょう。
裏張りはどんなブランド靴でもできる?
基本的に裏張りはどんな靴でもできます。
ただ、凹凸の深いスニーカーやトレッキングシューズには張る必要はありません。
靴底が薄い・滑りやすい・地面をダイレクトに感じる・クッション性が欲しいというときに、裏張りをすることで快適な履きになりますよ。
ちなみに、ルブタンのように「ツルツルした赤」という特徴的な靴底でも、『ミラーソール』といった同じように光沢のある赤いゴムでの裏張りが可能なお店もあります。
裏張りすると見た目が変わりそうで嫌という方も、ブランド正規店か一度近くの靴修理店に靴を持って行って、どのような仕上がりになるのか聞いてみるのがおすすめです♪
ハイブランドの靴を長持ちさせるコツ
ここでは、ブランド靴を長持ちさせるためのコツを紹介します。
せっかくの高級ブランドなのに、見た目が悪いと魅力も半減してしまいます。キレイに長持ちさせるように、気をつけるポイントを知っておきましょう!
手入れをする
どんな靴でも、手入れせず履きっぱなしだと寿命が短くなります。
靴を見て、「表面がカサついてきた」「前より色が薄くなった」「細かいひび割れがある」という状態なら靴クリームを塗って保湿しておきましょう。
数ヶ月に1回くらいクリームを塗っておくと、ブランド靴がキレイに長持ちしますよ。
雨の日に履かない
所有しているブランド靴が本革の場合、雨の日に履くのは避けましょう。
革は水に濡れるとシミや歪み、ひび割れの原因になってしまいます。
また、ピンヒールは地面に接している面積が狭く、こけやすくなるので、雨の日は特に気をつけてください。
突然の雨で濡れてしまったときは、正しく乾かすことでシミになりません。
修理に出す
カカトのゴムがなくなり、カツカツと金属音をさせながらブランド靴を履いていると、ちょっとかっこ悪いです。
かかとのゴムは、なくなる直前に修理に出しましょう。また、今回紹介した裏張りも履いているうちにすり減ったり、はがれたりします。
ときどき靴を見て、修理するところがないかチェックしておきましょう。
正しく保管する
ブランド靴を毎日履くのではなく、休日用やここぞというときの勝負靴にしている方もいるのではないでしょうか?
でも、靴は保管の仕方が悪いとカビが生えたり乾燥して割れてしまったりして、履けなくなってしまいます。
靴箱に入れて長期保管するときは特に、「久しぶりに出して履こうと思ったのに・・」となりかねません。
ブランド靴を長持ちさせるためにも、正しい方法で保管することが大切です。
関連記事ブランド靴のクリーニング方法と長持ちする保管の秘訣シーズンオフのクリーニング
靴は洋服とは違い、自宅で洗うことが難しいアイテムです。
ただ、ずっとクリーニングせずに履くと、汚れが蓄積され、雑菌が繁殖してしまいます。そこで、シーズンオフの前には革専門のクリーニング店にだすのがおすすめです。
プロのクリーニングなら、自宅でのお手入れでは落とせない汚れまですっきり落としてくれますよ。
また、補色・革がめくれた・糸のほつれなどの修理も同時におこなってくれるお店なら、一石二鳥です。
ブランドにおすすめの宅配クリーニングはこちらで紹介しているので参考にしてください。
関連記事ブランド靴のクリーニング方法と長持ちする保管の秘訣をご紹介!
ブランド靴の裏張りはどこでやるのがいい?しないとどうなる?まとめ
ブランド靴を長持ちさせるためにも、正規店か一般の靴修理店で裏張りをしておきましょう。
裏張りにはブランド靴の底を守る効果と、滑り止め効果があります。貼るタイミングは購入後すぐがおすすめですが、好みによってはしばらくそのまま履いても大丈夫です。
お気に入りのブランド靴を長持ちさせるためにも、定期的に手入れと修理をして、年1回はプロのクリーニングに出しましょう。
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