犬のフンを踏んだ革靴の洗い方と臭いが取れない時の対処方法

犬のフンを踏んだ革靴 メンズシューズ

道を歩いていてムニュっと変な感触が・・

嫌な予感がして見たら、犬のフンを踏んでいた・・

なかなか辛いシチュエーションですよね。家に帰るだけならいいけど、外回りで得意先にいく途中だったら最悪です。

今回は犬のフンを踏んだ革靴の洗い方、洗っても取れない時の対処法を紹介します。

犬のフンの汚れを適切な対処法で綺麗にして、不快に感じない革靴へよみがえらせましょう。

関連記事>>革靴のクリーニングの料金やサービス内容|おすすめ8社をご紹介!

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犬のフンを踏んだ革靴の洗い方

犬のフンを踏んだ革靴
まずは犬のフンを踏んだ革靴の底の素材を確認しましょう。

革靴の底の種類には、

・ゴム底(ラバーソール)
・革底(レザーソール)
・スポンジソール
・クレープソール

があります。

今回は、履いている人が多いラバーソールとレザーソールの洗い方を紹介していきます。

他の靴底でも今回紹介する内容とほぼ同じようにできるので、参考にしてください。

どの革靴にも言えるのですが、甲革が濡れないように注意しながら作業しましょう。丸洗いするならいいのですが、中途半端に革が濡れるとシミの原因になってしまいます。

また、衛生面を考慮して、ゴム手袋の着用をおすすめします。

レザーソールの方はこちらから飛べます。

ラバーソールについた犬のフンの洗い方

ラバーソールの場合は、基本的にスニーカーの底と同じ素材なので、比較的簡単に洗えます。

手順は以下の通りです。

  1. 大きめのフンはトイレットペーパーで取り、トイレに流す
  2. 水を流しながら歯ブラシでこする
  3. 中性洗剤とブラシでしっかり洗う
  4. いらない布で水分を拭き取る
  5. 陰干し

ゴムには汚れが染み込みにくいので、上記の方法で洗えば問題なくとれると思います。

洗剤は台所洗剤や洗濯用洗剤など、家にあるものを使って大丈夫です。ただし、台所用洗剤は革の油分を奪ってしまうので、甲革につかないように気をつけてください。

革靴を横向きに持つと、甲革へ水が流れにくくておすすめです。歯ブラシやタワシを使ってこすり洗いをしたら、水分をできるだけ拭き取って陰干しておきます。しっかり乾かしたら完了です。

レザーソールについた犬のフンの洗い方

レザーソールの場合は、革の小さな凹凸に汚れが入り込んでいる可能性が高いです。さらに、柔らかいフンを踏んでしまった場合は、フンに含まれる水分が浸透している可能性もあります。

手順は以下の通りです。

  1. 大きめのフンはトイレットペーパーで取り、トイレに流す
  2. 水を流しながら歯ブラシでこする
  3. サドルソープとブラシでしっかり洗う
  4. スポンジに水を含ませてすすぐ
  5. ソールモイスチャーライザーで保湿
  6. 布で乾拭き
  7. 自然乾燥

レザーソールは工程が多くて解説が必要なので、重要なポイントを詳しく紹介していきます。

サドルソープを使って洗う

とりあえず取れる汚れを歯ブラシでとったら、サドルソープを使って洗浄していきます。

サドルソープとは、革用のシャンプーのようなもので、ソール以外にも革全般の丸洗いに使われる洗剤です。

水で濡らしたレザーソールにスポンジにとったサドルソープを泡立てます。泡立てたら、ソールに泡をのせて歯ブラシやたわしでこすりましょう。

スポンジに水を含ませてすすぐ

汚れが取れたら、スポンジに水を含ませてソールにかけるようにしながらすすぎます。こうすることで、流す水の量が調節できますし、失敗しにくくなります。

また、サドルソープには保湿成分が含まれているため、入念に流す必要はありません。泡が残らないようにすすげばOKです。

ソールモイスチャーライザーで保湿


革を水洗いしたら、レザーソール専用のソールモイスチャライザーで革が乾燥しないようにしておきましょう。

湿っている状態で塗るのがポイントです。ソールモイスチャーライザーは水分量が多いので、布よりブラシで塗るのがおすすめです。底全体にムラなく均一に塗っておきましょう。

保湿後は布で乾拭きします。革の表面をしっかりこすっておくことで、革表面の目が詰まり、汚れが染み込みにくくなります。

ここまでの工程が終わったら、陰干しで自然乾燥させて完了です。

※サドルソープを使う場合、甲側へ水分が流れる可能性が高いので、十分気をつけてください。

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革靴の臭いが取れない時の対処方法

見た目には汚れが取れてるのに、まだフンの臭いがする・・という時の対処方法を紹介します。

①犬用の消臭&除菌スプレーで臭いをとる


今まで犬のウンチやおしっこの臭いに悩まされていたのに、これを使って臭いが消えたという声もある消臭スプレーです。

ちなみに、原材料で使われているph調整剤は酸性の度合いを調整するもの。可溶化剤は「界面活性剤」のことなので、革底にも使用できると思います。ただ、長期間の使用や過度な使用は劣化を早める可能性もあるので注意してください。

②柑橘・酢・コーヒーの出がらしで臭いをとる

柑橘
オレンジやレモンなどの柑橘類の皮には、クエン酸やアルカリ酸といった臭いをとる成分が含まれています。

柑橘類の皮を靴底にこすりつけることで、臭いが取れるかもしれません。

ただし、柑橘類には油分が含まれているため、レザーソールに使うとシミになる可能性があります。


お酢を5倍程度に水で薄め、布に染み込ませて靴底をこする方法です。

お酢は除菌消臭に作用する効果が高いことから、足の臭いを消すときにも使われます。塗りたてはお酢の臭いがしますが、しばらくすると消えます。

コーヒーの出がらし

コーヒーの出がらしは、アンモニア臭への消臭効果が期待できます。靴底に塗りつけてこすると臭いが取れる可能性があります。

③革靴のクリーニングに出す方法

臭いが強い場合は、革専門のクリーニングを利用するのがおすすめです。

今回紹介した方法で犬のフンを落としてみて、どうしても臭いが気になる方はクリーニングを利用するのがおすすめです。

宅配クリーニングでは、カビや汚れのひどい革靴でも特殊な洗剤で洗ってくれます。自分で革靴を洗うのが不安な方も利用を検討してみてください。

気になる方は宅配クリーニング業者をまとめた記事も参考にしてくださいね。

関連記事>>革靴のクリーニングの料金やサービス内容|おすすめ8社をご紹介!

犬のフンを踏んだ革靴の洗い方と臭いが取れない時の対処方法まとめ

ということで今回は、犬のフンを踏んだ革靴の洗い方を紹介しました。

ラバーソールとレザーソールでは、洗い方が違うのでそれぞれに合った方法を試してみてくださいね。

今回紹介した方法で、汚れと臭いをしっかりとって、スッキリとした気持ちでまた履けるようにしましょう。

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この記事を書いた人
leathernokoto

日本で唯一の「女性だけ」の靴修理店で3年働いていました。

休みの日も工房で製造方法を教えてもらい、革靴にどっぷりと浸かった青春(?)時代。

退職後は靴製造で1年働き、その後は革財布やバッグを作るオリジナルブランドを立ち上げました。

このブログでは、革靴に関する悩みやちょっとした小話などを発信しています。

自分もまだ知らないことがたくさんある、レザーの奥深さを皆さんと楽しんでいけたらと思っています。

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