犬のフンを踏んでしまった革靴は、洗い方を間違えると臭いが取れなくなります。
スニーカーと違い、革靴は素材がデリケートなため、自己流で洗うと逆効果になることも少なくありません。
この記事では、犬のフンを踏んだ直後にやるべき正しい対処法と、臭いを残さない革靴の洗い方、注意点を解説します。
関連記事>>革靴のクリーニングの料金やサービス内容|おすすめ8社をご紹介!外出先で犬のフンを踏んだときの応急処置
犬のうんちを踏んでしまうと、ショックですし、その後の処理も大変ですよね。
まずは落ち着いて、被害を最小限に食い止めるための「直後の応急処置」を以下にまとめました。
外出先で踏んでしまった場合は、次の手順で応急処置を行いましょう。
【犬のフンを踏んだ直後にやること】
- 草地やアスファルトの角などで、大きな汚れをこすり落とす
- 割り箸や小枝を使って、靴底の溝に詰まった汚れをとる
- ウェットティッシュや紙で、表面の汚れをできるだけ拭き取る
※この時点では、無理に水で洗い流す必要はありません。
応急処置でやってはいけないNG行動
犬のフンを踏んだ直後、焦って次のような行動をしてしまうのはNGです。
- 熱湯をかける
- 強くこすりすぎる
- そのまま履き続ける
上記は、フンの臭いや汚れを革やソールに定着させたり、革靴を傷めてしまう原因になります。
まずは汚れを落とすことを優先し、帰宅後に正しい方法で洗浄するようにしましょう。
犬のフンを踏んだ靴はどこで洗う?
犬のフンを踏んでしまったとき、「どこで洗えばいいのか分からない」と迷う方も多いと思います。
洗う場所を間違えると、衛生面やマナーの問題になるだけでなく、周囲に汚れや菌を広げてしまう可能性もあります。
ここでは、衛生面とマナーの両方を考慮した「おすすめの洗い場所」を紹介します。
公園など屋外の水道・排水溝付近
もっともおすすめできる場所です。
洗い方としては、水道で直接ゴシゴシ洗うのではなく、ペットボトルに水を汲み、植え込みの縁や排水口がある場所で少しずつ洗い流すのがポイントです。
ただし、公園などの公衆施設で手洗い場(シンク)を汚したままにするのはマナー違反になります。
洗い終わった後は、周囲に汚れが残っていないか必ず確認しましょう。
玄関前・ガレージ・ベランダなど自宅の外
家の中に汚れを持ち込みたくない場合に最適な場所です。
バケツに水を汲んで洗うか、ホースを使って水圧で一気に汚れを落とすと効率よく洗えます。
注意点として、洗い流した水や飛び散ったしぶきにも菌が含まれている可能性があります。
作業後はその場所をしっかり水で流し、可能であれば消毒液を撒いておくとより安心です。
自宅の浴室(最終手段)
屋外に水道がない場合は検討したい選択肢ですが、浴室の床で直接水を流しながら洗うのは避けるのがベター。
洗面器やビニール袋の中で靴底を洗い、汚水はそのまま排水口へ流すのが安心です。
靴を洗った後は、浴室用洗剤で床や排水口まわりをしっかり掃除し、除菌スプレーを振っておきましょう!
【番外編】コインランドリーの靴専用洗濯機は使える?
結論からいうと、大きな汚れが付いたままの状態で使うのはNGです。
まずは自宅などで手洗いし、目に見える汚れや臭いをしっかり落としたうえで、消臭・除菌の仕上げとして利用するのが正しい使い方です。
汚れたまま入れてしまうと、機械の故障や他の利用者への迷惑につながるため注意しましょう。
なお、革靴は水だけで洗うと乾燥して硬くなりやすいため、洗浄と保湿が同時にできる革靴専用のケア用品を使うと失敗しにくくなります。
このあと紹介する洗い方でも使えるので、事前に準備しておくと作業がスムーズです。
犬のフンを踏んだ革靴の洗い方
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革靴は靴底の素材によって洗い方が変わるため、まずは自分の靴のタイプを確認しましょう。
革靴の底の種類には、
- ゴム底(ラバーソール)
- 革底(レザーソール)
- スポンジソール
- クレープソール
があります。
今回は、履いている人が多いラバーソールとレザーソールの洗い方を紹介していきます。
他の靴底でも今回紹介する内容とほぼ同じようにできるので、参考にしてください。
レザーソールの方はこちらから飛べます。
ラバーソールについた犬のフンの洗い方
ラバーソールの場合は、基本的にスニーカーの底と同じ素材なので、比較的簡単に洗えます。
手順は以下の通りです。
- 大きめのフンはトイレットペーパーで取り、トイレに流す
- 水を流しながら歯ブラシでこする
- 中性洗剤とブラシでしっかり洗う
- いらない布で水分を拭き取る
- 陰干し
ゴムには汚れが染み込みにくいので、上記の方法で洗えば問題なくとれると思います。
洗剤は台所洗剤や洗濯用洗剤など、家にあるものを使って大丈夫です。ただし、台所用洗剤は革の油分を奪ってしまうので、甲革につかないように気をつけてください。
革靴を横向きに持つと、甲革へ水が流れにくくておすすめです。歯ブラシやタワシを使ってこすり洗いをしたら、水分をできるだけ拭き取って陰干しておきます。しっかり乾かしたら完了です。
レザーソールについた犬のフンの洗い方
手順は以下の通りです。
- 大きめのフンはトイレットペーパーで取り、トイレに流す
- 水を流しながら歯ブラシでこする
- サドルソープ
とブラシでしっかり洗う
- スポンジに水を含ませてすすぐ
- ソールモイスチャーライザーで保湿
- 布で乾拭き
- 自然乾燥
レザーソールは工程が多くて解説が必要なので、重要なポイントを詳しく紹介していきます。
サドルソープを使って洗う
とりあえず取れる汚れを歯ブラシでとったら、サドルソープを使って洗浄していきます。
サドルソープとは、革用のシャンプーのようなもので、ソール以外にも革全般の丸洗いに使われる洗剤です。
水で濡らしたレザーソールにスポンジにとったサドルソープを泡立てます。泡立てたら、ソールに泡をのせて歯ブラシやたわしでこすりましょう。
なお、水だけで洗うと革が乾燥してカチカチになり、履けなくなってしまうことがあります。
失敗を防ぐためにも、必ず革用の洗浄剤を使いましょう!
スポンジに水を含ませてすすぐ
汚れが取れたら、スポンジに水を含ませてソールにかけるようにしながらすすぎます。こうすることで、流す水の量が調節できますし、失敗しにくくなります。
また、サドルソープには保湿成分が含まれているため、入念に流す必要はありません。泡が残らないようにすすげばOKです。
ソールモイスチャーライザーで保湿
革を水洗いしたら、レザーソール専用のソールモイスチャライザーで革が乾燥しないようにしておきましょう。
湿っている状態で塗るのがポイントです。ソールモイスチャーライザーは水分量が多いので、布よりブラシで塗るのがおすすめです。底全体にムラなく均一に塗っておきましょう。
保湿後は布で乾拭きします。革の表面をしっかりこすっておくことで、革表面の目が詰まり、汚れが染み込みにくくなります。
ここまでの工程が終わったら、陰干しで自然乾燥させて完了です。
※サドルソープを使う場合、甲側へ水分が流れる可能性が高いので、十分気をつけてください。
革靴の臭いが取れない時の対処方法
見た目には汚れが取れてるのに、まだフンの臭いがする・・という時の対処方法を紹介します。
軽い臭いであればすべて試す必要はありませんが、気になる方はできる限り対処しておきましょう!
①犬用の消臭&除菌スプレーで臭いをとる
今まで犬のウンチやおしっこの臭いに悩まされていたのに、これを使って臭いが消えたという声もある消臭スプレーです。
ちなみに、原材料で使われているph調整剤は酸性の度合いを調整するもの。可溶化剤は「界面活性剤」のことなので、革底にも使用できると思います。ただ、長期間の使用や過度な使用は劣化を早める可能性もあるので注意してください。
犬用ではありませんが、靴の中の臭いが消えると人気の以下の消臭パウダーもかなりおすすめです!
②柑橘・酢・コーヒーの出がらしで臭いをとる
柑橘
オレンジやレモンなどの柑橘類の皮には、クエン酸やアルカリ酸といった臭いをとる成分が含まれています。
柑橘類の皮を靴底にこすりつけることで、臭いが取れるかもしれません。
ただし、柑橘類には油分が含まれているため、レザーソールに使うとシミになる可能性があります。
酢
お酢を5倍程度に水で薄め、布に染み込ませて靴底をこする方法です。
お酢は除菌消臭に作用する効果が高いことから、足の臭いを消すときにも使われます。塗りたてはお酢の臭いがしますが、しばらくすると消えます。
コーヒーの出がらし
コーヒーの出がらしは、アンモニア臭への消臭効果が期待できます。靴底に塗りつけてこすると臭いが取れる可能性があります。
③革靴のクリーニングに出す方法
臭いが強い場合は、革専門のクリーニングを利用するのがおすすめです。
今回紹介した方法で犬のフンを落としてみて、どうしても臭いが気になる方はクリーニングを利用するのがおすすめです。
宅配クリーニングでは、カビや汚れのひどい革靴でも特殊な洗剤で洗ってくれます。自分で革靴を洗うのが不安な方も利用を検討してみてください。
気になる方は宅配クリーニング業者をまとめた記事も参考にしてくださいね。
関連記事>>革靴のクリーニングの料金やサービス内容|おすすめ8社をご紹介!犬のフンを踏んだ革靴の正しい対処法|臭いを残さない洗い方と注意点まとめ
ということで今回は、犬のフンを踏んだ革靴の洗い方を紹介しました。
ラバーソールとレザーソールでは、洗い方が違うのでそれぞれに合った方法を試してみてくださいね。
革靴はデリケートですが、正しい手順で対処すれば、犬のフンを踏んでしまっても問題なく履い続けられます。
今回紹介した方法で、汚れと臭いをしっかりとって、スッキリとした気持ちでまた履けるようにしましょう。


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