おしゃれなリーガルを履いてオンもオフも充実させよう!と購入してみたら、『くるぶしが痛い!』、『小指が当たって痛いんだけど……』という方もいると思います。
この記事では、
◯リーガルが痛い原因と対処法
◯リーガルが馴染むまでの期間
を紹介します。
リーガルが痛くて履けない人や、サイズが合わなくて困っている人は、ぜひ参考にしてください。
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リーガルを履くと痛い理由
リーガルは、「履き込むと馴染む」「馴染むまでは時間がかかる」と聞いたことはありませんか?
このように言われる大きな理由は、『グッドイヤーウェルト製法』を採用していることにあります。
グッドイヤーウェルト製法とは、アッパー(甲革)と中底、コバ(ふち部分)の3つを縫いつけて、さらにウェルトと呼ばれる縁飾りをソール(底)と一緒に縫う製法です。
頑丈で縫製がしっかりしていることから、長く履けるというメリットの反面、馴染むまでには時間がかかります。そのため、リーガルの履き始めは硬くて足が痛くなったり、靴擦れが起きたりすることがあります。
また、他にもリーガルを履くと痛い理由として考えられるのは、フィッティングがうまくいっていない可能性もあります。この場合は、次に紹介する方法を試して、できるだけ足にフィットするように調整してみてください。
【部位別】痛いリーガルを履きやすくする対処法を紹介
リーガルは馴染むまで時間がかかるとはいえ、履くたびに痛いのは困りますよね。ここでは、痛い部位別にリーガルを履きやすくする対処法を紹介します。
以下から各部位に飛べるので、痛いと感じている部分の対処法をチェックしてみてください。
〇かかとが痛い
〇くるぶしが痛い
〇小指・親指が痛い
〇甲が痛い
かかとが痛いときの原因と対処法
リーガルを履くとかかとが痛い原因には、
- 革が硬い
- サイズが大きい
- かかとのカーブの形が足に合っていない
などが考えられます。
一般的な革靴のかかとには、歩くときに安定するように、他の部分よりも硬い革が使われており、さらに芯が入っています。そのため、かかと部分の硬い革が足に当たって、痛くなりやすい傾向にあります。
また、サイズが大きかったりカーブがあってなかったりすると、歩くたびに靴と足に摩擦が起きて、靴擦れしてしまいます。
【リーガルのかかとが痛いときの対処法】
①かかとを揉む
対処法としては、かかとの硬い革を柔らかくするローションやスプレーなどを使って、履き口を揉んでみましょう。
かかとに↑のような柔軟性を高めるスプレーをしたら、履き口の部分の革を、中心から外側に向かって伸ばすように指で揉みます。
また、かかと部分を靴の内側に向けて押し込むように揉むのもよいでしょう。押し込みすぎるとかかと部分が痛みますので、少しずつ揉み込んでくださいね!
また、わざと靴を折り曲げて、ソール(靴底)を曲がりやすくする方法もあります。ソールが曲がりやすくなることで、足を踏み出した時にソールがついてきやすくなり、靴擦れが起こりにくくなります。
②かかと用のパッドをつける
かかと部分のインナー側にパッドをつけると、かかとが靴に直接当たらなくなります。
100均の類似品は、すぐにはがれて使い物になりませんでしたので、↑のように評価の高いものがおすすめです。
サイズが大きいときは、かかとにパッドを貼り付けるだけで、靴擦れを防いだり、歩く時のカパカパと浮いた感じが無くなります。
くるぶしが痛いときの原因と対処法
リーガルを履くとくるぶしが痛い原因には、
- サイズが大きい
- 靴のかかとの高さより足のかかとが低い
- 革が硬いなど
などが考えられます。
くるぶしが痛い原因の多くは、『くるぶしと革靴が擦れている』ことによるものです。そのため、リーガルを履いたときに、くるぶしが履き口のよりも上に出ていないと、歩くたびに当たってしまいます。
また、新品の場合は革が硬く、柔らかくなるまでの間は摩擦で靴擦れを起こすこともあります。
【リーガルを履くとくるぶしが痛いときの対処法】
くるぶしが痛い場合は、少し厚みのあるインソールを敷いて、足の高さをあげる方法が有効です。
厚みのあるインソールを入れることで、靴の中で足の位置が高くなるので、くるぶしの当たる位置をズラすことができます。
どのようなインソールを入れても問題ありませんが、せっかくなら縫いだ時もおしゃれなレザー製の中敷がおすすめです。
こちらのようなカップタイプの中敷は程よく厚みがあるので、底上げ目的に使う人も多いです。
ただ、かかとの高さが上がってしまうことで、靴がかかとに引っかかりにくくなり、脱げやすくなる可能性もあります。
「サイズはちょうど良いけど、くるぶしが痛い」という人は、以下のような薄めのインソールの方が良いかもしれません。
小指・親指が痛いときの対処法
リーガルを履くと小指や親指が当たって痛いときは、サイズや形が足にあっていないことが原因です。
サイズが大きすぎる場合は、足が靴の中で動いてしまい、歩くたびに小指や親指に当たって痛くなります。
逆に靴が小さすぎると、常に足が窮屈な状態になってしまい、小指の外側が痛くなりやすいです。
【リーガルを履くと小指・親指が痛いときの対処法】
①革を柔らかくする
小指や親指が当たって痛いときの対処法としては、革を柔らかくしたり伸ばしたりして、足への当たりを和らげることが大切です。
革を柔らかくするには、『革の柔軟剤』を使うのがおすすめです。先ほど紹介したダスコのような革を伸ばすスプレーを使ったり、以下のようなローションを使って、当たって痛い部分の革を柔らかくしましょう。
②革を伸ばす
また、靴の中を広げる装置『シューズストレッチャー』を入れておく方法もあります。ストレッチャーを靴の内部にいれて置いておけば、少しずつ革が伸びていきます。
伸ばせるのはウィズ横幅)だけですが、横幅が伸びることで靴の中の空間が広がり、サイズ感に余裕ができるようになります。
ちなみに、シューズストレッチャーを使った革を伸ばす方法は、実際に靴修理屋でもおこなわれています。一気に広げすぎると、革に負担がかかりすぎて割れてしまうことがあるので、1〜2週間程度の時間をかけて、徐々に伸ばしていきましょう。
甲が痛いときの原因と対処法
つま先あたりにできた履きジワが内側に曲がり、足の甲に当たって痛くなることがあります。サイズが小さい場合は食い込みやすく、逆に大きい場合は摩擦が起きて痛くなりやすいです。
また、ローファーのように靴紐がない場合は、足の甲でつっかけた状態で履くことになります。
そのため、履き口の形が合わないと食い込んで痛くなりますし、サイズが大きすぎると摩擦が起きて靴擦れすることもあります。
【リーガルを履くと甲が痛くなるときの対処法】
甲が痛くなる場合も、革を柔らかくして当たりを弱める方法が有効です。
また、甲のベロの部分や縫い目が当たって痛い場合は、タンの内側にパッドを貼り付けて、足に直接当たらないようにします。
以下のようなシュータンパッドを貼ると良いですね。
内羽根式の靴で羽根の間が閉じているときは、サイズが大きすぎのサインです。シュータンパッドを貼り付け、靴が足に密着するように調整して、痛みを軽減しましょう。
リーガルが足に馴染むまでの期間
リーガルが馴染むにはある程度の期間が必要なため、フィッティングがうまくいっていても、最初は痛いと感じる人も多いです。
しかし、サイズが合っている場合は、しばらく履き込んでいくと、みるみる足にフィットして履き心地がよくなります。
とはいえ、靴擦れを感じなくなっても、リーガルが本当に馴染んだわけではありません。
多くの場合、リーガルが足に馴染むまでの期間は、およそ2~3ヶ月かかると言われています。
これは、グッドイヤーウェルト製法の特徴であるコルクの中敷きが、自分の足の形にあわせてゆっくりと沈み込み、靴の内部にスペースができるまでかかる時間となります。
たとえば、週2回ほど履くと5回目くらいから靴擦れができなくなり、それ以降は、履くごとに靴の中のインソールが足の指の形にあわせて沈み込んでいるの感じられるようになります。
これは、インソールの下にあるコルクが自分の足の形に合ってきた証です。
リーガルが馴染むまでの期間は、時間ではなく回数
リーガルが馴染むのは2〜3ヶ月と紹介しましたが、これは大まかな目安であり、実際には履いた回数によって期間は大きく異なります。
あくまでも目安ですが、フィッティングがうまくいっている場合で、週2回だと2~3週間ほど、つまり、4~6回くらい履くと痛さを感じにくくなるでしょう。
これは、履き始めは硬かった革が履いているうちに折り曲げられて、徐々に柔らかくなるからです。
リーガルの靴が痛いときの対処|馴染むまでの期間はどれくらい?まとめ
誰もが知る高コスパブランドのリーガルですし、グッドイヤーウェルト製法のメリットを活かすためにも、リーガルとはなるべく長く付き合いたいですね。
リーガルは馴染むまで時間がかかる、と言われますが、馴染んでからの履き心地はすばらしいものがあります。
靴擦れのツラい痛みにはなるべく対処して、リーガルで足元からオシャレを快適に満喫しましょう!
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