リーガルとケンフォードの違いとは?サイズ感・評判・選び方まで徹底解説

リーガルとケンフォードを比較 メンズシューズ

「もう少し予算を下げたい」というビジネスマンにおすすめなのが、リーガルの弟分ブランド『ケンフォード(KENFORD)』です。

ただ、ケンフォードとリーガルは、よく比較される革靴ブランドで、2つの違いがわからない方も少なくありません。

結論、ケンフォードとリーガルは製法や素材が違うため、履き心地や馴染み方も異なります。

今回は、ケンフォードとリーガルの関係性や違い、サイズ感を詳しく紹介します。

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  1. リーガルとケンフォードのブランド関係とは?
    1. ケンフォードはリーガルのセカンドライン
    2. ブランドの立ち位置とターゲット層の違い
  2. リーガルとケンフォードの違いを比較
    1. リーガルとケンフォードの違い①価格帯
    2. リーガルとケンフォードの違い②製法(作り方)
    3. リーガルとケンフォードの違い③素材
    4. リーガルとケンフォードの違い④履き心地
  3. リーガルとケンフォードのサイズ感を比較
  4. リーガルとケンフォードはどっちがおすすめ?用途別の選び方
    1. 長く履きたいならリーガル
    2. コスパを重視するならケンフォード
  5. リーガルの定番人気モデル3選
    1. ストレートチップ 811R AL
    2. ストレートチップ 315R
    3. ストレートチップ 01DR CD
  6. ケンフォードの定番人気モデル3選
    1. ストレートチップ KB48
    2. プレーントゥ K422
    3. プレーントゥ K641
  7. リーガルとケンフォードの口コミ・レビューを紹介
  8. リーガルのメリット・デメリット
  9. ケンフォードのメリット・デメリット
  10. よくある質問(FAQ)
    1. Q. ケンフォードはリーガルのブランドですか?
    2. Q. ケンフォードとリーガル、どちらが上位モデルですか?
    3. Q. 革靴初心者にはどちらがおすすめですか?
    4. Q. サイズ選びで気をつけることは?
    5. Q. ケンフォードは「ダサい」って本当?
  11. リーガルとケンフォードの違いとは?サイズ感・評判・選び方まで徹底解説まとめ

リーガルとケンフォードのブランド関係とは?

リーガルとケンフォード

リーガルとケンフォードは、同じ会社が展開する兄弟ブランドのような関係にあります。まずはその成り立ちと、どのような位置づけで展開されているのかを確認してみましょう。

ケンフォードはリーガルのセカンドライン

ケンフォード(KENFORD)は、紳士靴ブランド「リーガル(REGAL)」で知られる株式会社リーガルコーポレーションが1986年に立ち上げたセカンドラインです。

「若年層にも手の届く価格で、品質の良い革靴を届けたい」という意図から誕生したケンフォードは、リーガルと同じ会社が手がけているだけあって、デザインや品質の面でも共通する部分が多くあります。

ただし、より多くの人が手に取りやすいよう、製法や素材の一部を見直すことでリーズナブルな価格帯を実現しています。

決して廉価な模倣品ではなく、リーガルの技術や経験をベースに開発された、正規の姉妹ブランドとして展開されているのがケンフォードなのです。

ブランドの立ち位置とターゲット層の違い

リーガルとケンフォードは同じ企業によるブランドですが、それぞれが担っている役割やターゲット層は異なります。

リーガルは、グッドイヤーウェルト製法や上質な革を採用した本格派の革靴ブランドです。

価格は2万円台後半から4万円台が中心で、フォーマルな場面でも通用するデザインと高い耐久性から、革靴にこだわりを持つビジネスパーソンや、長く愛用したい人に選ばれています。

一方でケンフォードは、セメンテッド製法を採用し、軽量で履きやすい設計が特徴です。

価格は1万円台前半と手頃で、就職活動中の学生や、はじめて革靴を履く新社会人にもおすすめです。

日常に使えるビジネスシューズとしても、コストパフォーマンスを重視した選択肢として人気があります。

つまり、

  • リーガル:本格的な一足を長く使いたい人」に向けた上位ライン
  • ケンフォード:手頃で扱いやすい革靴を求める人」に向けたエントリーモデル

という位置づけといえるでしょう。

リーガルとケンフォードの違いを比較

次に、ケンフォードとリーガルの違いについてみていきましょう。大きな違いは次の4点です。

  1. 価格帯
  2. 製法
  3. 素材
  4. 履き心地

それぞれの項目について、以下の表にまとめてみした。

項目リーガルケンフォード
価格帯2〜5万円前後1〜2万円前後
製法グッドイヤー製法などセメンテッド製法
履き心地しっかりしたホールド感軽くて柔らかい
耐久性長期間履ける比較的短め
修理のしやすさソール交換可能難しい

このように、ケンフォードは1万円台から購入可能で、比較的手が出しやすい価格帯となっています。

ただし、ケンフォードは修理が難しいことも多く、修理しながら履き続けるのであれば、リーガルのほうがコスパが良くなる可能性もあります。

それぞれの違いについて、各項目をもう少し詳しくみていきましょう。

リーガルとケンフォードの違い①価格帯

ケンフォードとリーガルの違い1つ目は、価格帯です。前述のとおり、ケンフォードはリーガルに比べて安く、手が届きやすい値段となっています。

そのため、新人社員から年配のビジネスマンまで幅広い年代が履いている革靴といえます。実際に、初めての革靴デビューにケンフォードを選ぶ方も多いです。

リーガルの方が価格帯が高いという意味で、リーガルはケンフォードのワンランク上の革靴といえるでしょう。

ブランド別の具体的な価格帯を以下にまとめてみました。
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ブランド名価格帯

ケンフォード
約14,300円~ 19,800円

リーガル
約23,000円~ 49,500円

上記の表のとおり、ケンフォードの安いモデルで14,000円ほどとなっており、リーガルの高いモデルより3万円ほど安く購入できます。

リーガルとケンフォードの違い②製法(作り方)

ケンフォードとリーガルの違い2つ目は、製法(作り方)です。

まず、ケンフォードは、大量生産向けの『セメンテッド製法』を採用しています。

セメンテッド製法とは・・

アッパーの下面とソールの上面を接着剤で貼りつける製法です。ソールの交換はできますが、耐久性は劣ります。

一方リーガルは、修理しやすい『グッドイヤーウェルト製法』や『マッケイ製法』を採用しています。

グッドイヤーウェルト製法・マッケイ製法とは・・

アッパー(甲革)とソール(底)を一緒に縫い付けており、中底部分に入っているコルクが足に馴染んで履き心地が良くなります。

ソール交換できる前提で作られているため、長く履けるというメリットがあります。

革靴の製法は履き心地や修理に大きく影響しますが、なんといっても値段に差が出る要素です。

ケンフォードは靴底を接着剤で貼る製法を使っている一方、リーガルは手の込んだ製法で作られているのが大きな特徴です。

外から見るだけでは分かりませんが、履いていくとその差を感じると思います。

このように、ケンフォードはリーガルに比べて簡単な製法を採用していることも、値段が安い理由の1つとなっているのです。

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リーガルとケンフォードの違い③素材

ケンフォードとリーガルは、両方ともアッパー(甲革)に牛革を使用しています。そのため、見た目の上質感ではケンフォードも負けていません。

牛革は履いていくうちに足に馴染むので、「履きやすい革靴が欲しい」という方にもおすすめできます。

では、どの素材が違うのか?というと、ソール(靴底)の部分です。

ケンフォードはリーガルよりも手頃な値段で販売しているため、高級靴に使われているようなソールの素材は使われていません。

ソールの素材の違いは以下の通りです。

  • ケンフォード→合成底(ゴム底)
  • リーガル→合成底(ゴム底)、革底

ケンフォードでは合成底(ゴム底)のみ使われているのに対し、リーガルは型番に合わせて合成底と革底が使い分けられています。

どちらが履きやすいと感じるかは好みによりますが、革底のほうが通気性がよくて蒸れにくいという大きなメリットがあります。

リーガルとケンフォードの違い④履き心地

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実際にリーガルとケンフォードの両方を履いてみると、はじめのうちは大きな違和感はありません。

しかし、

  • リーガル:最初はキツく、後でジャストになる
  • ケンフォード:履き込んでもサイズに変化がない

という違いを感じることがあります。

これは製法の違いによるものと考えられ、リーガルのようにグッドイヤーウェルト製法で作られている革靴は、履くうちにコルクが沈んで足に馴染むようになります。

そのため、正しいサイズを選んでいれば、新品の状態で少しキツくても徐々にサイズがあってきます。

しかし、ケンフォードの場合はコルクの沈みがないので、履き込んでもサイズがあまり変わりません。

リーガルがきつい場合の対処法については、以下の記事で詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。

関連記事リーガルの靴が痛いときの対処|馴染むまでの期間はどれくらい?

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リーガルとケンフォードのサイズ感を比較


ケンフォードとリーガルは、同じリーガルグループなので、サイズ感に大きな違いはありません。既にリーガルをお持ちなら、ケンフォードでも同じサイズを選べば間違いないでしょう。

ただし、ケンフォードの方が幅広(3E以降)のデザインが多いと思われます。

ケンフォードのビジネスシューズは、販売さているアイテムのほとんどがウィズ『3E』に対して、リーガルは全アイテムの10%程度しか3Eがありませんでした。

そのため、普段3Eサイズを履いている方は、ケンフォードの方が選択肢が増えて選びやすくなると思います。(あくまでも個人の見解です)

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なかには、ケンフォードの幅広でぽてっとした感じがダサいと感じる方もいるようです。

 

このあたりは足との相性とデザインの好みで選ぶと良いと思います。

リーガルとケンフォードはどっちがおすすめ?用途別の選び方

ケンフォードとリーガルのどちらを選ぶべきかは、「どんな場面で、どんなふうに履きたいか」によって変わります。

長く履きたいならリーガル

履き心地の良さや、革靴としての耐久性を重視したい方はリーガルを選ぶのがおすすめです。

最初は硬さを感じるかもしれませんが、履くほどに足に馴染むつくりは、長期的な満足感につながります。

また、修理やメンテナンスをしながら長く愛用できるため、結果的にコストパフォーマンスが良いと感じる人も多いようです。

コスパを重視するならケンフォード

できるだけ手頃な価格で、必要なときにサッと履けるビジネスシューズを探している方にはケンフォードがおすすめです。

就活や新社会人の一足目や、買い替え頻度が高めの方にとっては、1万円台で手に入るのは大きな魅力です。

また、軽さと柔らかさを重視しているため、毎日の通勤などで歩く距離が多い人にも向いています。

リーガルの定番人気モデル3選

ここからは、リーガルの定番人気モデルを3つ紹介します。

価格帯はバラバラですが、どれも高評価でビジネスからフォーマルまで幅広いシーンで活躍するおすすめモデルです。

気になるデザインがあれば、ぜひチェックしてみてください。

ストレートチップ 811R AL

<おすすめポイント>
  • 軽量で返りの良い履き心地
  • 足先が広め
  • 高級感があるクラシカルなシルエット

ストレートチップ 315R

<おすすめポイント>
  • グッドイヤーウエルト式製法のため堅牢で型崩れしにくい
  • ガラスレザーを採用しており光沢がある
  • スタンダードなデザインで冠婚葬祭にも使える

ストレートチップ 01DR CD

<おすすめポイント>
  • 細部まで丁寧な作り
  • 値段以上の品質
  • 革の質感が良く堅牢

関連記事リーガルの革靴の評判とおすすめモデルを紹介|サイズが大きめって本当?

ケンフォードの定番人気モデル3選

次に、ケンフォードの定番を3つ紹介します。どれも人気の高い型番なので、買い替えを検討している方は、ぜひチェックしてみてください。

ストレートチップ KB48

<おすすめポイント>

  • 3Eの幅広設計なのにスマートなデザイン
  • 光沢感のある牛革で高見えする
  • どんなシーンも選ばないストレートチップ

プレーントゥ K422

<おすすめポイント>

  • 丸っこいボリューム感があるデザイン
  • 甲の高さが低めで「ぼてっ」としない
  • 外羽根デザインで、紐の調整がラク
  • 沢感があり、型崩れしにくい革を採用

プレーントゥ K641

<おすすめポイント>

  • ボリューム感があるデザイン
  • 表革は柔らかい印象を与えるソフトなレザー
  • 軽量ソールで履き心地も軽め

以下の記事でも、ケンフォードのおすすめモデルを紹介しています。あわせてご覧ください。

関連記事ケンフォードのおすすめ・定番モデル5選|選び方も解説

リーガルとケンフォードの口コミ・レビューを紹介

ここからは、X(旧Twitter)に投稿されているリーガルとケンフォードの口コミ・レビューを紹介します!

ザーッとみたところ、どちらもあまり悪い口コミがなかったのですが、いくつかピックアップしたのでみていきましょう。

上記のように、「リーガルを買うならケンフォードでも良い」と思っている方が意外と多いようです、、!

中には「ほぼリーガル」という声もあり、ケンフォードの履き心地や品質の良さがよくわかりますね。

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リーガルのメリット・デメリット

リーガルのメリット・デメリットをまとめると、以下のようになります。

  • 高級靴と同じ製法(作り方)
  • 履きこむほど馴染む
  • 伝統的でかつ流行を押さえている
  • ソールが交換可能
  • ケンフォードよりも高い
  • 靴底から水が染み込む可能性がある

リーガルでは、数十万円する高級靴と同じ製法を採用しているため、履き心地の良さではやはりリーガルに軍配が上がります。

上記の理由から、履き心地を重視する方、ソールを交換しながら長く履き続けたい方におすすめです。

リーガルは日本人の足の形に合わせて作られているので、「王道の革靴」として一度は試してみるとよいと思います。

リーガルの人気モデルを見てみる>>

ケンフォードのメリット・デメリット

リーガルとケンフォードの違い

次に、ケンフォードのメリット・デメリットを簡単にまとめると、以下のようになります。

  • リーガルよりも安い
  • 足幅が広い人は選びやすい
  • デザインにボリューム感がある
  • 靴底から水が染み込みにくい
  • 履き心地のよさはリーガルに劣る
  • ソールの交換ができない
  • 蒸れやすい

ケンフォードで採用している『セメンテッド製法』は、靴底に縫い目がないので、雨の日に浸水しづらいというメリットがあります。

ただ、リーガルよりも値段は安いものの、表革の質感が良いのでパッと見の安っぽさがありません。そのため、新人社員や外回りが多くてソールの消耗が激しい方や、予算をおさえたい方にもおすすめです。

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よくある質問(FAQ)

ここでは、リーガルとケンフォードに関してよくある質問と回答をまとめました。

Q. ケンフォードはリーガルのブランドですか?

はい、ケンフォードはリーガルコーポレーションが展開するセカンドラインです。リーガルの技術を活かして、手頃な価格帯で展開されています。

Q. ケンフォードとリーガル、どちらが上位モデルですか?

リーガルの方が上位モデルにあたります。価格帯・製法・素材の質などから見ても、リーガルの方が本格派向けと言えるでしょう。

Q. 革靴初心者にはどちらがおすすめですか?

はじめて革靴を履く人には、軽くて扱いやすいケンフォードが良いでしょう。リーガルは革靴に慣れてから、次のステップとして選ぶのがおすすめです。

Q. サイズ選びで気をつけることは?

どちらのブランドも、普段のスニーカーより1.0〜2.0cm小さめを選ぶのが基本です。ただし、モデルによってサイズ感が異なるため、可能であれば試着をおすすめします。

参考:サイズ選びのポイント|リーガルコーポレーション

Q. ケンフォードは「ダサい」って本当?

一部では「シンプルすぎてダサい」という声もありますが、ビジネスシーンでは落ち着いたデザインが好まれる傾向にあります。むしろ「無難で使いやすい」と評価する声が多いのも事実です。

リーガルとケンフォードの違いとは?サイズ感・評判・選び方まで徹底解説まとめ

ケンフォードはリーガルの弟分ブランドで、リーガルよりも購入しやすい価格帯になっています。

新入社員や外回りが多くてソール交換が激しい方は、予算に応じてそれぞれのブランドを使い分けるのも良いでしょう。

『晴れの日はリーガル、雨の日はケンフォード』のように履き分けると、長持ちしやすくなりますよ。

リーガルの弟ブランドではありますが、「お手頃だけど安物っぽいのはイヤ」という場合は、リーガルグループの他のラインをチェックしてみてください。

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