リーガルを履いているビジネスマンは多いですが、なかには「もう少し予算を下げたい」という人もいるのではないでしょうか?
そんな人におすすめなのが、リーガルの弟分ブランド『ケンフォード』(KENFORD)です。
リーガルとケンフォードは、よく比較される革靴ブランドですが、2つの違いがわからない人も多いと思います。
そこで今回は、
- ケンフォードとリーガルの違い
- ケンフォードとリーガルのサイズ感の比較
- それぞれのメリット・デメリット
を紹介します。新しい革靴を探している人は、ぜひ参考にしてみてください。
革靴選びに失敗したくない方も必見です!
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ケンフォードとリーガルの違い
リーガルのグループブランドであるケンフォードは、リーガルの弟分として生まれたブランドです。
早速、リーガルとケンフォードの違いについてみていきましょう。リーガルとケンフォードの大きな違いは、次の4点です。
- 価格帯
- 製法
- 素材
- 馴染み方
それぞれ詳しく解説していきます。
ケンフォードとリーガルの違い①価格帯
ケンフォードとリーガルの違い1つ目は、価格帯です。ケンフォードはリーガルに比べて安く、手が届きやすい値段となっています。
そのため新人社員から年配のビジネスマンまで、幅広い年代に対応できるのも特徴。
実際に、初めての革靴デビューにケンフォードを選ぶ人も少なくありません。リーガルの方が価格的に高くなるので、そういう意味では、リーガルは”ワンランク上”の革靴といえるでしょう。
参考に、リーガルグループで展開されているブランド別の価格帯を以下にまとめてみました。
(2022年7月時点の値段)
ケンフォード | 10,000円~ 17,600円 |
リーガル(REGAL) | 19,000円~ 46,200円 |
シェットランドフォックス(SHETLANDFOX) | 42,900円~121,000円 |
サントーニ(Santoni) | 75,900円~201,300円 |
上記の表のとおり、ケンフォードはリーガルブランドの中で一番手軽な価格帯となっています。
ケンフォードとリーガルの違い②製法
ケンフォードとリーガルの大きな違いに、『製法(作り方)』があります。
まず、ケンフォードは、大量生産向けの『セメンテッド製法』を採用しています。
一方リーガルは、修理しやすい『グッドイヤーウェルト製法』や『マッケイ製法』を採用しています。
製法は履き心地や修理にも大きく影響しますが、なんといっても値段に差が出る要素です。
ケンフォードは靴底を接着剤で貼る製法を使っているため、比較的安価で販売されていますが、リーガルはさらに手の込んだ製法で作られています。
外から見ているだけでは分かりませんが、履いていくとその差がわかると思います。このように、ケンフォードはリーガルに比べて簡単な製法を採用していることも、値段が安い理由の1つと考えられます。
ケンフォードとリーガルの違い③素材
ケンフォードとリーガルは、両方ともアッパー(甲革)に牛革を使用しています。そのため、見た目の上質感ではケンフォードも負けていません。
牛革は履いていくうちに足に馴染むので、「履きやすい革靴が欲しい」という人にもおすすめできます。
では、どの素材が違うのか?というと、ソール(靴底)の部分です。ケンフォードはリーガルよりも手頃な値段で販売しているため、高級靴に使われているようなソールの素材は使われていません。
ソールの素材の違いは以下の通りです。
- ケンフォード→合成底
- リーガル→合成底、革底
ケンフォードでは合成底のみ使われているのに対し、リーガルは型番に合わせて合成底と革底が使い分けられています。その分、リーガルの方が価格帯に幅があります。
ケンフォードとリーガルの違い④馴染み方
実際にケンフォードとリーガルの両方を履いてみると、はじめのうちは大きな違和感はありません。
しかし、
- ケンフォード:履き込んでもサイズに変化がない
- リーガル:最初はキツく、後でジャストになる
という違いを感じることがあります。
これは製法の違いによるものと考えられ、リーガルのようにグッドイヤーウェルト製法で作られている革靴は、履くうちにコルクが沈んで足に馴染むようになります。
そのため、正しいサイズを選んでいれば、新品の状態で少しキツくても徐々にサイズがあってきます。
しかし、ケンフォードの場合はコルクの沈みがないので、履き込んでもサイズがあまり変わりません。
リーガルがきつい場合の対処法については、以下の記事で詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。
関連記事リーガルの靴が痛いときの対処|馴染むまでの期間はどれくらい?ケンフォードとリーガルのサイズ感を比較
ケンフォードとリーガルは、同じリーガルグループなので、サイズ感に大きな違いはありません。既にリーガルをお持ちなら、ケンフォードでも同じサイズを選べば間違いないでしょう。
ただし、ケンフォードの方が幅広(3E以降)のデザインが多いと思われます。
ケンフォードのビジネスシューズは、販売さているアイテムのほとんどがウィズ『3E』に対して、リーガルは全アイテムの10%程度しか3Eがありませんでした。(あくまでも個人の見解です)
そのため、普段3Eサイズを履いている方は、ケンフォードの方が選択肢が増えて選びやすくなると思います。
なかには、ケンフォードの幅広でぽてっとした感じがダサいと感じる方もいるようです。
このあたりは足との相性とデザインの好みで選ぶとよいと思います。
ケンフォードのメリット・デメリット
ケンフォードのメリット・デメリットを簡単にまとめると、以下のようになります。
ケンフォードで採用している『セメンテッド製法』は、靴底に縫い目がないので、雨の日に浸水しづらいというメリットがあります。
ただ、リーガルよりも値段は安いものの、表革の質感が良いのでパッと見の安っぽさがありません。そのため、新人社員や外回りが多くてソールの消耗が激しい人や、予算をおさえたい人にもおすすめです。
リーガルのメリット・デメリット
次に、リーガルのメリット・デメリットをまとめると、以下のようになります。
リーガルでは、数十万円する高級靴と同じ製法を採用しているため、履き心地の良さではやはりリーガルに軍配が上がります。
上記の理由から、履き心地を重視する人、ソールを交換しながら長く履き続けたい人におすすめです。
リーガルは日本人の足の形に合わせて作られているので、「王道の革靴」として一度は試してみるとよいと思います。
ケンフォードの定番おすすめ3選
ここからは、ケンフォードの定番を3つ紹介します。どれも人気の高い型番なので、買い替えを検討している方は、ぜひチェックしてみてください。
ストレートチップ KB48
<おすすめポイント>
〇3Eの幅広設計なのにスマートなデザイン
〇光沢感のある牛革で高見えする
〇どんなシーンも選ばないストレートチップ
プレーントゥ K422
<おすすめポイント>
〇丸っこいボリューム感があるデザイン
〇甲の高さが低めで「ぼてっ」としない
〇外羽根デザインで、紐の調整がラク
〇光沢感があり、型崩れしにくい革を採用
プレーントゥ K641
<おすすめポイント>
〇ボリューム感があるデザイン
〇表革は柔らかい印象を与えるソフトなレザー
〇軽量ソールで履き心地も軽め
ケンフォードとリーガルの違いを徹底解説!サイズ感も比較してみたまとめ
ケンフォードはリーガルの弟分ブランドで、リーガルよりも購入しやすい価格帯になっています。
新入社員や外回りが多くてソール交換が激しい人は、予算に応じてそれぞれのブランドを使い分けるのも良いでしょう。
『晴れの日はリーガル、雨の日はケンフォード』のように履き分けると、長持ちしやすくなりますよ。
リーガルの弟ブランドではありますが、「お手頃だけど安物っぽいのはイヤ」という場合は、リーガルグループの他のラインをチェックしてみてください。
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