リーガルの手入れの頻度は?基本の手入れと履く前にやるべきことを解説

リーガルの手入れ頻度 手入れ関連

日本を代表する有名ブランドのリーガル。キレイなままで、長く付き合いたいですね。

リーガルを長く履くためにも気をつけたいのが、『手入れの頻度』と『手入れ方法』です。

どれだけ良い革靴でも、手入れの仕方を間違えると寿命が縮まってしまい、逆に損をしかねません。

そこでこの記事では、

・リーガルの手入れの頻度
・リーガルの基本の手入れ
・履く前のプレメンテナンス
・濡れた場合の対処法

を紹介します。リーガルを大切に履きたい人は、参考にしてください。

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リーガルの手入れ頻度は?

リーガルの手入れの頻度をウェブで検索すると、『毎回』『10回ごと』『1ヶ月』『3ヶ月』『半年』など、サイトによって書いていることが違うので、どれが本当かわからないと思う人もいるのではないでしょうか?

簡単に手入れの頻度をまとめると、以下のようになります。

頻度やること
毎回
(一日履いたあと)
  • ブラッシング
  • 乾拭き
10回履いたら
(約3週間から3ヶ月ごと)
  • ブラッシング
  • クリーナー
  • クリームorオイル
履いていない靴
(半年ごと)
  • ブラッシング
  • クリーナー
  • クリームorオイル

毎月1回手入れするのは大変だな、と思うかもしれませんが、絶対に必要というわけではありません。革が乾燥していなければ、少々クリームを塗るのをサボっても大丈夫です。

ただ、靴のクリームは時間とともに酸化しますので、時間が立ち過ぎないうちに、クリーナーで古いクリームを落として、新しいクリームで栄養を補給し直すのが理想です。

毎回の手入れ

一日履いたあとは、その日のうちにブラッシングと乾拭きするのが理想的です。ブラッシングには、靴の表面に付いた埃や軽い汚れを落とす効果があり、革を良い状態で保てるようになります。

また、乾拭きするとクリームの成分で革の表面が整いますので、小さな傷が目立たなくなりツヤも戻ってきます。ほとんど時間はかからないので、帰宅時にササッとしておくのがおすすめです。

玄関のシューズボックスなどに、靴ブラシと乾拭き用の布を置いておくと習慣にしやすくなります。型崩れ防止とシワ伸ばし、湿気と臭い取りのため、シューツリーを入れるのをお忘れなく!

定期的な手入れ頻度

およそ10回履いたときに、基本的な手入れをすることがおすすめです。10回を数えることはないかもしれませんので、およそ次のようなイメージとなります。

履く頻度手入れの頻度
週に3日くらい3週間ごと
週に2日くらい1ヶ月ごと
週に1日くらい3ヶ月ごと

10回程度履くたびに手入れを行うのは、

・革を保湿する
・クリームの劣化を防ぐ
・小傷や色落ちを直す

などのためです。

ただ、必ずしも上記の通りにしなければならないということはありません。ときどき靴の状態をみて、「表面がカサついてきたな」とか「しばらくクリーム塗ってないな」と思ったときでもOKです。

ただ、ブラッシングだけでもキレイさや傷の目立ちにくさは格段に違うので、脱いだときに習慣化しておくのがおすすめです。

長く履いていないときの手入れ頻度

半年間以上履いていないときは、たとえキレイに見えたとしても手入れが必要です。履いていない間にも靴は乾燥しています。また、クリームは時間とともに劣化し、革が硬くなってしまいます。

手入れのし過ぎに注意

せっかく買ったリーガルですので、頻繁に手入れしたくなる気持ちもわかります。とはいえあまりにも手入れの頻度が多いと、逆に革に負担がかかってしまいます。

革の種類によっては、クリームに含まれる成分が蓄積されて、逆に革が硬くなってしまうこともありますので、ほどほどのペースが望ましいです。

リーガルの基本の手入れとは?

リーガルの手入れの基本は、「汚れを落とすこと」「革に栄養を補給すること」の2点です。

基本的な流れは、

①ブラッシング
②シュークリーナーで汚れを落とす
③クリームで栄養補給する
④表面を磨く
⑤シューツリーを入れて型崩れを防ぐ

となります。
詳しいメンテナンス方法は、こちらの記事をご覧ください。

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リーガルを履く前の手入れとは?

リーガルを買った直後、早く履きたくなりますよね。ですが、買ったばかりの革靴は、必ずしもすぐ履ける状態とは限りません。

長持ちさせるには、履き下ろす前に手入れが必要なケースもあります。この履き下ろし前の手入れのことを、『プレメンテナンス』といいます。

リーガルを履く前に手入れが必要な理由

買ったばかりのリーガルは、倉庫や店頭に並べられている間にとても乾燥しています。また、革についた埃が革の油分を吸収し、一層乾燥している状態に。

そのため履き下ろす前に手入れをして、馴染みやすくなったほうが靴擦れも防ぎやすくなります。

リーガルを履く前の手入れ

リーガルを履く前の手入れは基本的なメンテナンスとほぼ同じで、

・ブラッシング
・栄養補給

です。

履き下ろす前にメンテナンスをして革が柔らかくなったら、室内履きで履きジワを入れることがおすすめです。履き下ろす前に馴染ませる方法は、以下の記事を参考にしてください。

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濡れたリーガルの手入れはどうする?

リーガルなどの革靴が雨で濡れると、革にダメージがあるだけでなく靴の汚れも目立つようになります。そのため早めに乾かしましょう。

ただし、間違えた乾かし方をすると革がカチカチになって履けなくなることも……。必ず正しい乾かし方で、しっかりアフターケアしておきましょう。

濡れたリーガルの乾かし方や手入れの仕方は、他の革靴と同じでOKです。以下の記事で雨に濡れた革靴の手入れ方法を詳しく紹介しているので、あわせてご覧ください。

関連記事雨に濡れた革靴の手入れ方法|雨染みができたときの対処はコレ!

リーガルのスエード靴の手入れ

スエードは『起毛革』ともいい、表面が毛羽立っています。風合いが豊かで柔らかい印象がするうえ、スムースレザーよりも雨に強い、という特長があります。大人をイメージさせる上品なスエード靴の手入れを紹介します。

スエード靴も履く前の手入れが必要

買ったばかりのスエードは、倉庫や店頭にある間に乾燥して革が硬くなっていることがあります。このまま履き下ろすと、履きジワが深くなっく雨でシミができやすくなったりすることも……。

そのため、履き下ろす前には普段の手入れと同じ手順で、プレメンテナンスをおこないましょう。

スエード靴のメンテナンス

スエードの起毛は、ほこりやゴミが付きやすい性質です。このまま放置すると、汚れが固まって落ちにくくなり、カビが発生することもあります。

ただ、意外かもしれませんが、スエードは雨に強い素材の1つです。というのも、ケバだっている細かな毛が雨粒を『点』でとらえてくれるからです。

通常の革(スムースレザー)であれば、雨粒は『面』でとらえてしまうため、広い面積で水分を吸収してしまいます。しかし、スエードは雨粒を点のままとらえるため、雨に強いと言われているのです。

とはいえ、いくら雨に強いスエードでも、濡れたままだとシミになることもあるので手入れが必要です。

スエード靴の手入れは、

①ブラッシング
②栄養補給スプレー
③ブラッシング

の流れとなります。

関連記事リーガルのスエード靴の手入れ方法|色褪せやテカリの対処法も解説

リーガルの手入れの頻度は?基本の手入れと履く前にやるべきことを解説まとめ

今回はリーガルの手入れの頻度や履く前の「プレメンテナンス」などについて紹介しました。高コスパブランドの代表であるリーガルは、グッドイヤーウェルト製法などを採用した本格的な革靴の代表ブランドです。

グッドイヤーウェルト製法のリーガルであれば、履くほどに自分の足に馴染み、きちんと手入れをすれば10年以上使い続けられます。また、革靴のメンテナンスは奥が深く、その魅力にはまる人も多くいます。

まずは基本の手入れで見た目もキレイ、気持ちよく使い続けられるように、定期的なメンテナンスを習慣にしましょう!

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この記事を書いた人
leathernokoto

日本で唯一の「女性だけ」の靴修理店で3年働いていました。

休みの日も工房で製造方法を教えてもらい、革靴にどっぷりと浸かった青春(?)時代。

退職後は靴製造で1年働き、その後は革財布やバッグを作るオリジナルブランドを立ち上げました。

このブログでは、革靴に関する悩みやちょっとした小話などを発信しています。

自分もまだ知らないことがたくさんある、レザーの奥深さを皆さんと楽しんでいけたらと思っています。

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