革靴に小指が当たって痛いときの対策|すぐできる応急処置もご紹介

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サイズの合わない革靴は、小指が当たって痛いですよね。

そのまま我慢して履き続けると、激痛になり、最終的には骨が変形する可能性があるので、早めの対策が必要です。

そこで今回は、革靴に小指が当たって痛い時の対策を紹介します。

応急処置の方法も紹介しているので、参考にしてください。

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革靴の小指が当たって痛いときの対策

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革靴の小指が当たる原因は、「靴と足の形が合っていない」「靴の幅が足よりも小さい」ことが挙げられます。

長く履いて馴染んだ革靴なら革が柔らかくなっているので、小指が当たっても外側へ伸びてくれます。ですが、新しい革靴は革がかたく、小指が当たっても伸びてくれないので痛くなりやすいです。

ここでは、新品の革靴の履き始めにやることと、かたい革を早く馴染ませる方法を紹介します。

新品の革靴の履き始めにやること

革靴を買ってきたら、クリームを塗って近所を歩きに行きましょう。革靴は作られてからお店に並び、購入するまでに数ヶ月経っていることも珍しくありません。

クリームの油分や水分の抜けた革靴は、かたくて柔軟性がなく、馴染みにくいです。手入れに使う靴クリームを薄く塗り込み、革をしっとりさせましょう。

また、新品の革靴の履き始めは、自分の足に合っていない状態です。近所なら、小指が痛くなってもすぐに家に帰れるので、安心して歩き回れると思います。

数回近所を歩いてみて、それでも馴染まない様子であれば次の方法を試してみてください。

小指が当たる革靴の馴染ませ方

①シューズストレッチャーで伸ばす

シューズストレッチャーを装着して、靴の中から外に向かって一定の力で押した状態を長時間キープすることでサイズを大きくすることが可能です。

靴修理店に「靴のサイズを大きくしてください」と依頼すると、この方法で幅出しをするのが一般的です。

こちらのシューズストレッチャーは値段も安く、お店に幅出しを出す数回分で元が取れるので、他の靴にも使うことを考えるとかなりお得感があります。

徐々に幅を広げていけば、自然に革が伸ばせますよ。ただ、靴によっては数週間かかることもあるので、すぐに履きたい場合は不向きです。

無理して急に幅を広げようとせずに徐々に伸ばす感じで使うのがおすすめです。

③ポイントストレッチャーで伸ばす

小指の部分のみが痛い場合は、1箇所のみを伸ばす道具を使うのがおすすめです。革靴を挟み込み、グッと押さえるだけで革を一瞬で伸ばすことができます。

ただ、むやみに力を込めると、革にヒビやシワが入ったり、伸びすぎる可能性があるので、力加減に気をつけましょう。

過去に、ハルタのローファーの小指部分の縫い目が当たって痛いというお客さんの靴を、このポイントストレッチャーで伸ばしたことがあります。

いつも革を買うと小指の位置が合わないと困っている方は、1つ持っておくと便利です。ピンポイントで革靴の当たる部分を伸ばしたい時には、かなり使えるグッズです。

③革用の柔軟剤を塗る

クリーム系を塗って早く革を柔らかくしたいなら、革用の柔軟剤を塗るのがおすすめです。

革用の柔軟剤は革に栄養を与えつつ、繊維に浸透することで革が自然に早く伸びる手助けをしてくれます。保湿力も高いので、これを塗っておけばしばらくクリームがいらないくらいです。

もし1回で伸びない場合は、何回か塗ってみると柔らかくなることが多いです。

使う時はシミにならないか、見えないところで確認してから使ってくださいね。

ちなみに、先ほど紹介したシューズストレッチャーや、ポイントストレッチャーと併用するとより効果が出やすくなります。

靴に小指が当たって痛いときの応急処置

もし今「靴に小指が当たって痛い!すぐにどうにかしたい!」という場合は、次の2つの方法で応急処置してください。

  1. 靴ずれ防止のクリームを塗る
  2. 靴擦れ防止の絆創膏を貼る

①靴ずれ防止のクリームを塗る

靴が当たる小指のところにクリームを塗る方法です。滑りが良くなるので、痛みの軽減に期待できます。

女性の中にはクリームを持ち歩いている方もいると思いますが、ほとんどの男性は持ち歩いていないと思います。近くのドラッグストアで、ワセリンかハンドクリームを購入して足に塗っておきましょう。

ただ、小指が当たる部分の形やサイズが変わらない限り、摩擦が起きるのは同じなので、また痛くなるのは避けられません。

こちらはスポーツ中の靴の摩擦に悩む人に人気の皮膚保護クリームです。塗った後に皮膚にバリアを作ってくれるので、摩擦から強力に保護してくれます。

ただし値段が高いのが難点・・これでは靴が1足買えてしまいます^^;

ただ、長時間履いても痛くならないと愛用している人も多いので、チェックしてみてください。

※靴ずれができて、傷になった部分には使えないので注意してくださいね。

②靴ずれ防止の絆創膏を貼る

すでに靴ずれができている人は、『靴ずれ専用の絆創膏』足を保護しましょう。

靴ずれ専用の絆創膏は、普通の絆創膏よりも厚みがあるのでしっかり保護してくれます。

靴ずれは摩擦が原因で起こるので、皮膚と靴を触れさせないことが大切です。

薬局やドラッグストアでも販売しているので、1度チェックしてみてください。

靴ずれができてしまった場合は、今回紹介した方法で革靴を伸ばしつつ、傷が治るまでは違う靴を履いておきましょう。

足の同じ部分が当たり続けると、そこだけ皮膚がカチカチに硬くなってしまうかもしれません、、!

無理に小さい革靴を履くのはおすすめできないので、ぜひ靴ずれの対処をしつつ、小指の当たる部分を伸ばしてみてくださいね。

革靴に小指が当たって痛いときの対策|すぐできる応急処置もご紹介まとめ

お店で履いた時はぴったりに思ったけど、実際に履いてみるとサイズが合ってなかった…ということもありますよね。

今回紹介した革靴に小指が当たって痛いときの対策を参考に、サイズを少し大きくしてみてください。

もし靴ずれができてしまったら、すぐできる応急処置をして乗り切ってくださいね。

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この記事を書いた人
leathernokoto

日本で唯一の「女性だけ」の靴修理店で3年働いていました。

休みの日も工房で製造方法を教えてもらい、革靴にどっぷりと浸かった青春(?)時代。

退職後は靴製造で1年働き、その後は革財布やバッグを作るオリジナルブランドを立ち上げました。

このブログでは、革靴に関する悩みやちょっとした小話などを発信しています。

自分もまだ知らないことがたくさんある、レザーの奥深さを皆さんと楽しんでいけたらと思っています。

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