ケンフォードが痛いときの対処法|馴染むまでの期間はどれくらい?

ケンフォードが痛いときの対処法 メンズシューズ

ケンフォードは3E(EEE)の幅広設計が多いブランドですが、足の形との相性で「足が痛い」「靴ずれができた」という人もいると思います。

ある程度履いていくと革が馴染んで痛みも軽減されますが、あまりにも痛くて履くのがツラい場合は、何かしらの対処が必要です。

今回は、ケンフォードの革靴が痛い時の対処方法を『部位別』に解説します。

革靴好きのビジネスマン
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ケンフォードが足に馴染むまでの期間も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

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ケンフォードが痛いときの対処法

ケンフォード痛い

多くの場合、ケンフォードを履いて痛いと感じる理由は、

  • 馴染むまで革が硬い
  • 足と靴の形が合っていない部分がある

のどちらかにあると考えられます。

また、「どの部分が痛いのか」によって対処法が異なるので、それぞれに適した方法を選ぶことも大切です。

ここでは、以下の4つに分けて、ケンフォードが痛いと感じるときの対処法を紹介します。

  1. かかと
  2. くるぶし
  3. 小指・親指

上記のリンクから該当部分に飛べるので、ご自身が痛いと感じている部分を見てみてくださいね!

1.かかと

革靴好きのビジネスマン
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かかとの内側が擦れて痛いと感じる時の対処には、次の2つの方法があります。

①かかとを柔らかくする
②靴の内側にパッドを貼る

1つ目は「かかと部分を手で揉んで、足に馴染ませる」という、かかとが小さく感じるときに有効な方法です。

ケンフォードのような革靴のかかとには、形をキープするための「芯」が入っています。

そのため、新品のうちはとても硬く、足の形やサイズとあっていない場合は靴ずれしやすくなります。

そこで、履き口のかかと部分を外に広げるように揉んだり、内側へ向かって揉んだりして、かかとを柔らかくしてみましょう。

このとき、何もなしでは柔らかくなりづらいので、革を柔らかくする”柔軟剤”を使うと早く馴染むようになります。

2つ目は、靴のかかとの内側にパッドを貼り、靴ずれが起きないようにする方法です。こちらは、サイズが大きすぎた場合の調整に役立ちます。

※100均のかかとパッドは一回で使い物にならなくなった経験があるので、以下のようなレビューが良いものを選ぶことをおすすめします!

くるぶし

ケンフォードを履いてくるぶしが痛くなるのは、トップライン(靴の履き口の上の部分)とくるぶしが当たっていると考えられます。

この場合、インソールを入れてくるぶしの位置を上げる方法が有効です。

少し厚みのあるインソールを入れると、足が上がるのでトップラインとくるぶしの位置をズラすことができます。

せっかくなら、↓のような脱いだ時にもオシャレなレザー製のインソールを入れるのも良いですね。

もし、くるぶしの下が軽く擦れるだけの場合は、

  • 厚めの靴下を履く
  • くるぶしに絆創膏を貼って慣れるまで待つ
  • トップラインの革を揉んで柔らかくする

などの方法もあります。

小指・親指

ケンフォードは幅広のモデルが多いですが、幅や高さが合わない人もいます。

親指が痛い原因は、靴のアッパーが堅い、ソールが堅い、(足の高さよりも)靴の高さが高すぎて空間ができてしまうなどが原因として考えられます。

小指が痛い場合は靴のウィズ(幅)が狭すぎる可能性があります。

この場合は次のやり方で対処できます。
(親指が痛む場合)
① アッパー(特に履きじわができる部分)の革をクリームで柔らかくする
② ソールを曲げて柔らかくする
③ インソールを入れて、高さを合わせる
(親指、小指とも)
④ 足に馴染むまで待つ
⑤ ストレッチャーを使って革を伸ばす
⑥ インソールを外してみる

足の甲に靴擦れができるのは、足の高さと靴の高さが合っていないことが理由です。
① タン(靴紐の下の位置にある革製のパーツ)をクリームで柔らかくする
② シュータンパッドを貼る
③ インソールを外す
④ 靴紐の通しかたを(クロスではなく)水平にする

もともと足の高さが高い人の場合が紐靴を選ぶ時は、外羽根式(紐を通すパーツが靴の外側に出ているタイプ)を選ぶと靴ずれが起きにくくなりますよ。

ケンフォードが馴染むまでの期間はどれくらい?

足に馴染むまでの期間は人それぞれです。買ってからの期間ではなく、履いた回数によって足の形に馴染みます。

ケンフォード小さい

上の写真は購入後1年経過したケンフォードです。週1~2回の使用、メンテナンスは月1回程度です。擦り傷が目立ちますが、コバの飾り糸のほつれもなく、傷みも少ない状態です。

履いてから馴染むまでの期間の経験談です。参考にしてみてください。

・ 店頭で試し履きをしてからジャストサイズを購入
・ 履いてみると靴の内部が柔らかくてすぐに馴染む
・ 2~3か月後に靴の内側のかかと部分が沈み、革が擦り切れる
・ 3か月後、ストレートチップの切り替えしの部分よりもつま先の位置で履きじわが目立つ
・ 1年後、クラック(履きじわの部分のひび割れ)が入りそうになり、慌ててメンテナンスする

もちろん、すべての人が同じようになるとは限りませんが、大まかな期間の目安として参考にしてもらえたらと思います。

ケンフォードが痛いときの対処法|馴染むまでの期間はどれくらい?まとめ

ケンフォードが足に馴染むまでは、靴ずれなど痛い部分があるかもしれません。
足にフィットするまでは履く回数が必要ですが、痛いときは革靴のマッサージやパッドなどで痛みを和らげることができますよ。

せっかく買ったケンフォードは痛みに対処しながら履き込んで、同価格帯の靴よりも良い履き心地を楽しんでみてください。

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この記事を書いた人
leathernokoto

日本で唯一の「女性だけ」の靴修理店で3年働いていました。

休みの日も工房で製造方法を教えてもらい、革靴にどっぷりと浸かった青春(?)時代。

退職後は靴製造で1年働き、その後は革財布やバッグを作るオリジナルブランドを立ち上げました。

このブログでは、革靴に関する悩みやちょっとした小話などを発信しています。

自分もまだ知らないことがたくさんある、レザーの奥深さを皆さんと楽しんでいけたらと思っています。

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