レッドウィングの本物と偽物の見分け方|チェックポイントはココ!

レッドウィング偽物の見分け方 メンズシューズ

ネット通販で買い物をすることが当たり前となっている今、ブランド品の偽物が多く出回っています。

とくに人気のあるブランド品は偽物が平気で販売されていることもあり、本物との違いを画面上だけで判断しなければなりません。

ワークブーツの代表格ともいえるレッドウィングも、偽物が多く出回るブランド靴の1つです。

ただ、レッドウィングは年式によってタグや刻印が変わっていることもあり、見分けがつきにくいことも事実です^^;

とはいえ偽物に共通する部分も多くあり、事前に知識を持っておき、偽物を回避しましょう。

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レッドウィングの偽物の見分け方

レッドウィング 偽物

レッドウィングは年式によってタグやロゴの変更が多く、なおかつ偽物もさまざまな方法を使って本物に近づけています。

そのため、一概に「ここがこうなっていれば偽物です!」とは言えません。ただ、現段階で見つかっている偽物の多くに共通することはたくさんあるので、まとめてみました。

まずは通販サイトで購入するときの注意点からみていきましょう。

説明文の日本語が変

通販サイトの商品説明文を読んだとき、日本語の文章が不自然に感じるショップは偽物の可能性があります。

たとえば、
・この商品は他の工場から得ている
・写真より実物はよほどいい!
・(決済方法)銀行振り込みます

など、何気なくネットサーフィンしていると気づかないかもしれませんが、よく読んでみると「ん?」と思う文章になっていることがあります。

日本語変換機能などを使って不自然な文章を作っていたりすると、偽物を販売している海外の会社だったりする可能性もあるので、必ず商品説明文をしっかりチェックしておきましょう。

値段が安すぎる

本物のレッドウィングを新品で購入すると4万円程度しますが、偽物の場合はかなり安く値段がつけられていることがあります。

新品なのに1万円台だったり、80%〜90%オフなど、ありえないくらい安い商品は偽物の可能性が高いです。

そもそもメーカーが正規の値段で販売しているのに、破格っておかしいですよね。

安く販売できるということは、その分安い素材を使っていたり、製法を簡略化しているからとも考えられます。

レッドウィングに使われている素材は数十年は持つものですし、グッドイヤーウェルト製法は手間のかかる作り方です。

安く購入したいという願望とは裏腹に、1万円台で購入できるような素材や作りにはなっていないところが『良さ』のあらわれだったりします。

通販の場合は偽物かどうかわかりづらいため、必ず「正規取扱店」と記載のあるお店から購入しましょう。

レッドウィングの正規取扱店はこちら>>

重さ

ここからは、実際に購入してから判断できるポイントを紹介していきます。

本物のレッドウィングと比べたとき、偽物のほうが軽く作られています。

なぜ重量に違いがでるのか?という理由はさまざまで、なおかつ偽物の個体差もあるので一概には言えないのですが、よくあることといえば、

・合成皮革が使われている
・本革が使われていたとしても厚みが薄い
・コルクが使われていない
・ソールの素材が違う

などです。本物は素材それぞれがしっかりしたものを使っているので、結構重さがあるんですよね。

(本物のレッドウィングは2mm以上の厚みのある本革を使っているため、それだけでも結構重たいです。)

ちなみに私は靴修理をしていたので、靴の中をみたことが何度もありますが、レッドウィングの偽物に限らずひどいものだと、スーパーのチラシが靴の中に挟まっているものもあります・・

(どこの国で作っているものかはあえて言いません・・)

革が薄い、安っぽい

レッドウィングの半数以上の革は、オイルドレザーが使われています。(なかにはポストマンなどの、オイルドレザーではないものもありますが)

偽物のレッドウィングの場合は安物の革や合成皮革が使われていることが多く、商品によってはパーツごとに違う革を組み合わせていることもあるようです。

また、ベロ部分の断面で切りっぱなしになっている部分が、本物の場合は革の裏側と同じように薄い茶色のような色をしています。

一方で偽物のレッドウィングは切りっぱなしの断面の色が濃く、裏の起毛の毛足が本物より長い場合もあります。

※本革と合成皮革の見分け方

合成皮革かどうかを見分けるには、革に水滴を垂らしてみるとわかりやすいです。

水を完全に弾いて、少しも浸透しないようだったら合成皮革の可能性が高いです。

タグのデザインや縫い付け

レッドウィングは、年代によってタグのデザインが変わります。古いモデルであれば、「半円犬タグ」や「スクエア犬タグ」が有名で、縫い付けも内側だったり表側だったりさまざまです。

現行品のタグデザインは縦長の布に羽マークと「RED WING SHOES」が書かれており、その下に型番・サイズ・製造年月日などが印字されています。

一部の偽物では、型番・サイズ・製造年月日の印字がぼやけていて、はっきりしていないとのことです。

ただ、最近の偽物は巧妙な作りをしており、タグだけで見分けるのは難しいかもしれません。

(犬タグの場合は犬のデザインが違うので、本物の画像と見比べるとわかりやすいと思います。)

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縫い目が大きい、甘い

偽物のレッドウィングは、本物に比べて縫い目が大きいのも特徴です。ひと目ひと目の幅が広く、ものによっては本物よりも細い糸を使っていたり、縫いが甘いものがあります。

とくにウェルトステッチ(甲革とソールを縫い付けている部分)や、タグの縫い目で判断するとわかりやすいです。

また、レッドウィングの特徴の1つであるアッパーのサイド部分の縫い付けに、「ピューリタンミシンを使ったチェーンステッチ」というのがあります。

ピューリタンミシン

ピューリタンミシンを使ったステッチは、負荷のかかりやすい羽根の取り付け部分に使われる縫い方で、ダブルステッチやトリプルステッチがかかるようになっているものです。

表からはただの縫い目にしか見えませんが、、2本もしくは3本の糸を同時に縫っているため、縫い目の幅が均等になるのです。

偽物の場合はこのピューリタンミシンを使わず、1本ずつステッチをかけていると考えられるため、縫い線の幅が太くなったり細くなったりして歪んでいるものは怪しいです。

また、偽物はこの羽根の付け根に切れ込みが入っていて、縫い付けられていないということも確認されています。

ソール素材が安っぽい

個体差はありますが、あまりにも安っぽいソールを使っている偽物のレッドウィングは、軽量で減りが早いです。

また、カカト側からみてソールが底に向かって「ハの字」になっているものは偽物とされているので、チェックしてみてください。

本物はグッドイヤーウェルト製法でソールがつけられているため、コバ・甲革(アッパー)・中底が同時に縫い付けられています。

この製法は頑丈に作るだけでなく、ソール交換を前提としているため、オールソール(ソールの全面交換)をして、長期間履けるようになっているのです。

偽物のレッドウィングの場合、コストを安くするためにも、甲革と底は接着剤で付いているだけということが多いと考えられます。(外から確認するのは難しいかもしれませんが・・)

箱の色やデザイン

レッドウィングの箱に商品管理のためのバーコードがない場合、偽物の可能性があります。

また、古いレッドウィングの箱をマネしたデザインで作っているケースもあり、現行品であれば茶色に羽マークなので、オークションなどで箱付きを出品している場合はチェックしておきましょう。

偽物かどうか見分けられない場合は、正規店で購入しよう!

最初にもチラッと書きましたが、レッドウィングの新品は4万円程度するものです。

中古で状態が悪い場合などは、もっと安くで販売していることもありますが、新品で1万円台はありえません。

そのため、明らかに安いレッドウィングは偽物の可能性が高いと考えるべきです。

本物であれば数十年履けるレッドウィングでも、偽物とは素材や作りが違うので、何年履けるのかはわかりませんね^^;

2〜3万円の違いは、購入するときこそ大きく感じるものの、本物の履き心地ではないうえに、数年程度で壊れてしまっては元も子もありません。。

本物のレッドウィングを購入したい人は、ケチらず正規取扱店を利用するのが確実です。せっかく購入したのに、本物を味わえないと思うと悲しいですね^^;

「偽物のレッドウィングを買いたくない!」という人は、必ず正規取扱店で購入しましょう。

レッドウィング正規取扱店の詳細>>

レッドウィングの本物と偽物の見分け方|チェックポイントはココ!まとめ

今回は、レッドウィングの本物と偽物の見分け方を紹介しました。いくつかのチェックポイントはありますが、全体を通して言えるのが

偽物は作りが雑で、本物より素材は劣る

ということです。

ただ、通販では画像や文章でしか判断できないので、日本語が不自然じゃないか?値段が安すぎないか?などを確認しておきましょう。

これからレッドウィングを購入予定の人は、ぜひ本物を手に入れて、長く愛用できる1足を手に入れてくださいね。

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この記事を書いた人
leathernokoto

日本で唯一の「女性だけ」の靴修理店で3年働いていました。

休みの日も工房で製造方法を教えてもらい、革靴にどっぷりと浸かった青春(?)時代。

退職後は靴製造で1年働き、その後は革財布やバッグを作るオリジナルブランドを立ち上げました。

このブログでは、革靴に関する悩みやちょっとした小話などを発信しています。

自分もまだ知らないことがたくさんある、レザーの奥深さを皆さんと楽しんでいけたらと思っています。

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