何十年も変わらぬ人気を誇るレッドウィング。
値段が安くないワークブーツだけに、できるだけ長く履きたいですよね。
購入後、何もせずにそのまま履く人も多いですが、実は最初にやっておきたいことっていくつかあるんです。
本記事では、レッドウィングの初めの手入れについて紹介します。手入れの頻度についても紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
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レッドウィングの最初の手入れ
「最初の手入れ」と言っても、小難しいことをするわけではなく、オイルやクリームを塗って保湿することがメインとなります。
レッドウィングに使われている革はオイルを多く含んでいますが、アメリカで製造されてから日本に輸入され、あなたの手元に届くまでに数ヶ月ほど経っていることもあります。
そのため、購入後に軽くオイルやクリームを入れておくことで乾燥を防ぎ、なおかつ足に馴染みやすい状態を作ることができます。
ここでは、レッドウィングに使われているレザーの種類別に最初の手入れを紹介していきます。
【レザーの種類】
・オイルドレザー
・スムースレザー
・ラフアウト(起毛革)
オイルドレザーはオイルで手入れをしますが、スムースレザーには乳化性クリームを使います。
オイルか乳化性クリームのどちらを使うのかわからない人は、以下の記事を参考に判断してみてください。
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オイルドレザーの最初の手入れ
引用:Amazon
まずは、販売されているレッドウィングの半数以上を占める、オイルドレザーの手入れから紹介します。
アイリッシュセッターやエンジニアなどに使われているオイルドレザーは、革の製造段階においてオイルを染み込ませる加工がされています。
【オイルドレザーの手入れ①ブラッシング】
オイルドレザーは表面がしっとりしているためホコリがつきやすく、普段のブラッシングが欠かせません。
靴紐を外したら、柔らかい「馬毛ブラシ」を使って、表面についているホコリや汚れを落としていきましょう。
古いオイルを落とすためにレザークリーナーを使ってもよいですが、新品なのでそこまでやらなくても良いと思います。
使うなら、ステインリムーバーのようなオールマイティで、軽い使い心地のクリーナーを選びましょう。
【オイルドレザーの手入れ②オイルを塗る】
次に、オイルを塗っていきます。レッドウィングの純正ミンクオイルは評判がよいので、迷う人はこちらを選ぶのがおすすめです。
ここで気をつけたいのが、塗りすぎないことです。オイルドレザーはカビが生えやすく、下駄箱などに入れていると高確率でカビが生えます・・(定期的に履いていれば大丈夫です)
ミンクオイルを使う場合は、かなり量を少なくするか、不安な人はビーズエイジングオイルを使うのがおすすめです。
ビーズエイジングオイルはミツロウが主成分で、動物由来のミンクオイルよりも油っぽくないのが特徴です。
ベタつきがなくサラッと仕上がるので、ホコリや汚れがつきにくくなる効果にも期待できます。
細かい部分には、ペネトレィトブラシを使うとコバやステッチ部分にも綺麗に塗れますよ。
【オイルドレザーの手入れ③しばらく放置】
オイルを塗ったら、革の内部に浸透させるために数時間〜半日ほど日陰に置いておきましょう。
しばらく放置したら、綺麗なウエス(TシャツでもOK)で靴の表面に残ったオイルを拭き取りましょう。
スムースレザーの最初の手入れ
引用:Amazon
スムースレザーは、表面がサラサラで光沢があるタイプの革です。レッドウィングの型ではベックマンやポストマンなどに使われています。
このタイプの靴には、乳化性クリームを使って油分と水分をバランスよく保湿して、艶を出していきましょう。
【スムースレザーの手入れ①ブラッシング】
まずは馬毛ブラシを使って表面の汚れやホコリを落とします。ブラッシングする時は、力強くする必要はありません。
シャッシャッと払うようなイメージで、全体を満遍なくブラッシングしていきます。
【スムースレザーの手入れ②乳化性クリームを塗る】
スムースレザーの手入れには、乳化性クリームを塗ります。スムースレザーにオイルを使用すると、柔らかくなりすぎる可能性があるので気をつけてくださいね。
とくにこだわりがなければ、レッドウィング純正のレザークリームが良いと思います。
ただ、乳化性クリームは基本的にどのメーカーもそこまで変わるものではないので、他のメーカーのものを持っていればそちらで大丈夫です。
また、塗るときは少量でOKです。あまり乾燥していない革にクリームを塗りすぎると負担がかかり、逆効果になるので気をつけましょう。
【スムースレザーの手入れ③しばらく放置】
クリームを塗ったあと、数時間放置したら豚毛ブラシを使ってブラッシングしておきます。
ハリのある豚毛ブラシを使ってブラッシングをすることで、表面に残っているクリームが熱で革に浸透しやすくなります。さらに、シワに入り込んだクリームをかきだすことができるので、白浮きやカビ予防にもなります。
塗りすぎている場合は、ウエスで不要なクリームを取り除いておきましょう。
ラフアウトレザーの最初の手入れ
引用:Amazon
ラフアウトレザーは起毛革のことで、表面が毛羽立っている分、汚れがたまりやすい素材です。また、汚れを落とさずに長期間放置していると、そのまま繊維に汚れが染み込んで定着してしまいます。
ラフアウトレザーのレッドウィングは、こまめなブラッシングをおこない、毛の隙間に汚れを貯めないように心がけましょう。
【ラフアウトレザーの手入れ①ブラッシング】
まずは馬毛ブラシを使って、丁寧に表面の汚れを落としていきます。少し強めでも大丈夫ですが、あまり力は入れなくてOKです。
細かい隙間も汚れをかきだすようにブラッシングしていきましょう。
【ラフアウトレザーの手入れ①防水スプレーを吹きかける】
ブラッシングが終わったら、スエード用の防水スプレーを全体に吹きかけておきましょう。
防水スプレーを吹きかけることで、水分を弾くとともに表面の汚れをつきにくくできます。
20cmほど離したところから、動かしながらスプレーしましょう。一ヶ所に集中してスプレーすると、シミになる可能性があるので注意です。
履いていくうちに汚れた場合は、スエード用ブラシを使って汚れを落としますが、新品の場合はそこまで汚れていないので、ブラッシングと防水スプレーのみの手入れで大丈夫です。
レッドウィングの手入れの頻度
レッドウィングの手入れの頻度は、
・オイルドレザーは半年に1回
・乳化性クリームは年に3〜4回程度
でOKです。基本的には「乾燥しそうな手前」くらいのタイミングでオイルやクリームを入れるのがベストです。
あまり頻繁にオイルやクリームを塗る必要はないので、手間がかからないのもありがたいポイントですよね。
手入れしすぎ・しなさすぎのどちらでも負担がかかってしまうので、上記くらいの頻度で様子を見ながらメンテナンスしていきましょう!
レッドウィングの履き始めの注意点
レッドウィングの履き始めは、革が厚くて硬いので、靴擦れを起こしやすいです。なので、最初から遠出すると後悔することになります・・
必ず慣らし履きから始めて、少しずつ履く時間を増やしましょう。
慣らし履きのやり方は、「レッドウィングの慣らし期間とやり方紹介」で解説しているので、事前に目を通しておいてくださいね。
レッドウィングを購入したらやっておきたいこと2つのこと
最後に、レッドウィングを購入したらやっておきたいことを2つ紹介します。必須ではありませんが、のちのち後悔しないためにも購入直後におこなってみてくださいね^^
写真をとっておく
レッドウィングを購入したら、すぐに履きたい気持ちをグッとこらえて、写真を撮っておきましょう!
履いていくうちに馴染んで形が変わったり、革のエイジングによってみためが大きく変わることも多いです。
履けば履くほど変化する楽しみを感じられるのはレッドウィングの醍醐味ですが、その反面
エイジングしたものは元に戻らない
というのも事実です。レッドウィングは、履くほどに愛着が湧いてくる靴なので、あとからどのくらい変化したのかを比較できるようにしておくと楽しみが増えていいですよ◎
あとから見返すと、「こんな時期もあったな〜」と感慨深い気持ちになること間違いなしです。
通販なら、本物か偽物のチェックをする
レッドウィングは人気のあるワークブーツのため、偽物も多く出回っています。
実店舗であれば手にとれますが、通販では画像しか判断材料がないため、届いたものをみて「偽物だった・・」という可能性もゼロではありません><
そこで、通販で購入したレッドウィングは、履く前に本物か偽物かのチェックをしておきましょう。
履く前に気づけば返品できるケースも多いので、事前に確認しておくべきですね。
関連記事レッドウィングの本物と偽物の見分け方を解説!ここをチェックしておこうまた、大きな傷があるかどうかも確認しておきましょう。履いていくうちに傷はつくものですが、できることなら綺麗な状態から育てていきたいものです。
レッドウィングの最初の手入れ|履き始めにやることはコレまとめ
レッドウィングは購入後にそのまま履く人も多いと思いますが、一手間加えておくだけで、その後の履き心地や寿命が変わることもあります。
履く前には写真を撮っておき、あとから見返して違いを楽しむのも良いものですよ。また、オイルやクリームを塗っておけば、硬い革を柔らかくできるので、早く馴染ませることも可能になります。
今回紹介した方法を参考に、レッドウィングに最初の手入れをしてみてくださいね。
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