スコッチグレインの欠点とは?履き心地が悪いって本当?

スコッチグレインの欠点 メンズシューズ

スコッチグレインは東京オリンピックが開催された1964年創業の、国内革靴ブランドです。

社長自らが革の買い付けに出向くほど品質へのこだわりも高く、日本人に合った木型を使用していることから足にフィットしやすいなど、ビジネスマンからの人気が高いブランド。

そんなスコッチグレインにも欠点があるのでしょうか?

今回は、スコッチグレインの欠点やデメリットと考えられる部分に注目していきます。

スコッチグレインを購入予定の方は、購入前の選定ポイントとして本記事を参考にしてみてください。

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スコッチグレインの欠点とは?

スコッチグレインの欠点とは
正直なところ、どんな製品にも欠点は付き物です。

スコッチグレインも例外ではなく、ユーザーにとって気になる点があることは否めないと思います。

早速、スコッチグレインの欠点・デメリットと考えられるポイント3つを紹介します。

シャインオアレインは「完全防水」ではない

スコッチグレインには様々なシリーズが存在していますが、その中でも「シャインオアレイン」は人気シリーズの一つです。

アッパー部分に撥水加工を施したレザーを使用しており、雨の日でも気兼ねなく履けることが特徴です。

天気を選ばずに履くことができる万能なシャインオアレインですが、実はデメリットも…。

それは完全防水ではないという事です。

撥水性の高いアッパー部分や、SGソールを採用しているので防水性が高いことに間違いはありません。

ただ、グッドイヤーウェルト製法の構造上、縫い目からの水の侵入は避けられないのも事実です。

そのため、強い雨の日に履いたあと放置してしまうと、カビが生えてくるなんてことも十分に考えられます。

ビジネスマン
ビジネスマン

スコッチグレインに限らず、どのブランドの防水を謳った革靴でも、”完璧ではない”と思っておく方が良いでしょう。

履き始めは革の艶が出にくい

シャインオアレインの艶

シャインオアレインに関してもう一点。

購入直後はツヤが出にくいというデメリットもあります。

通常の革靴ではクリームを塗布してツヤを出しますが、撥水レザーだとロウが浸透しづらい傾向にあります。

しかし、根気よくお手入れを続けていけば他のレザーと同じようにツヤを出すことが可能になるので、逆に言えばお手入れのしがいがある靴と言えるかもしれません。

ゆとりのあるサイズを選ぶとゆるくなる

スコッチグレインゆるい
スコッチグレインの最大の特徴であるグッドイヤーウェルト製法は、アウトソールのコルク部分の沈み込みを加味して、試着段階では少し小さめのサイズを選ぶ必要があります。

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靴擦れなどを気にしてゆとりのあるサイズを選んでしまうと、履いていくうちに更にゆとりが出てきてゆるくなります。

歩いていてかかとがブカブカなんてかっこ悪いですよね。なので、ピッタリもしくは少し小さめのサイズから履き始めるのがおすすめです。

最初は少しきつくても、履き慣れてくると足にしっくり馴染んできます。

ビジネスマン
ビジネスマン

逆に大きめのサイズを選ぶのは避けましょう。

スコッチグレインは履き心地が悪いって本当?

筆者はスコッチグレインを三足保有していますが、どの靴も履き初めは足の小指部分が痛かったです。

特にウィズが狭めだと歩けないぐらいでした。

小指に痛み防止のシリコンカバーを付けて、早く馴染んでくれと思いながら三カ月ほどしてようやく痛み無く履くことが出来ました。

馴染めば履き心地が最高と分かっているので辛抱出来るのかもしれません
実際に履いた感じや印象をレビューしていただけますと幸いです。

スコッチグレインの魅力とは?

スコッチグレインの魅力

ここまでスコッチグレインの欠点やデメリットを書いてきましたが、私は決して嫌いな訳ではありません。

むしろ大好きな革靴ブランドの1つです。ここからは、実際に履いている感想をもとに、先ほど紹介した欠点やデメリットを補えるくらいの魅力を紹介します。

グッドイヤーウェルト製法で履きやすい

先ほども触れましたが、スコッチグレインはグッドイヤーウェルト製法を採用しており、細かいことは割愛しますが、履けば履くほど足に馴染んでくる製法です。

コルク部分の沈み込みがある=その人の足の形に馴染む、と理解してもらえれば良いでしょう。

スコッチグレインを初めて履いて馴染んだ後の履きやすさを知ってしまうと、他の革靴を履くのに少し勇気がいる、と言っても過言ではありません。

豊富なサイズ展開で選びやすい

サイズ展開も非常に豊富で、足長は23.5cm~27.0cmの0.5㎜刻み、ウィズと呼ばれる足幅も4サイズあるので、合計32種類のサイズがあります。

また日本人に合った木型を使用しており、これは熟練の靴職人が数ミリ単位で削り出しを行っているそうです。

スコッチグレインではあなたに合った革靴が必ず見つかるでしょう。

修理が可能でコスパが良い

グッドイヤーウェルト製法のもう一点の特徴は、アウトソールの張替えが可能な点です。

スコッチグレインの「直し続けながら大切に長く使い続けてほしい」という思いが込められており、創業当時から当製法一本にこだわっている理由です。

スコッチグレインの欠点とは?履き心地が悪いって本当?まとめ

どんな製品にもデメリットは存在します。

しかしそのデメリットにも対応策はあり、購入前に理解することで購入後に後悔することはなくなるでしょう。

重ね重ねになりますが、スコッチグレインには先述のデメリットを凌駕するくらいの素晴らしいメリットがたくさんあると思っています。

この記事を革靴選びの参考にしていただければ嬉しいです。

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この記事を書いた人
leathernokoto

日本で唯一の「女性だけ」の靴修理店で3年働いていました。

休みの日も工房で製造方法を教えてもらい、革靴にどっぷりと浸かった青春(?)時代。

退職後は靴製造で1年働き、その後は革財布やバッグを作るオリジナルブランドを立ち上げました。

このブログでは、革靴に関する悩みやちょっとした小話などを発信しています。

自分もまだ知らないことがたくさんある、レザーの奥深さを皆さんと楽しんでいけたらと思っています。

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