雨の日に革靴を履いて失敗した・・という経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか?
革靴は水に強い素材ではないため、雨の日に履くとダメになってしまうこともしばしばあります。
そんなときに選びたいのが、雨に強い革靴。撥水効果の高い革靴なら、雨の日でも気にせず履くことができて、天気によって悩む心配もいりません。
そこで今回は、雨用に使えるメンズ革靴ブランドのおすすめを紹介します。防水ビジネスシューズをお探しの方は、ぜひ参考にしてください。
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雨に強い革靴の選び方
雨に強い革靴と普通の革靴は、一体どこが違うんだろう・・と思う人もいると思うので、まずは雨用の革靴の選び方を紹介します。
雨用の革靴をどのように選べば良いのかわからないという人は、以下の2つに気をつけて選ぶのがおすすめです。
アッパー(甲革)が雨に強い革を選ぶ
一口に「革靴」といっても、使われている素材(革)は靴によって異なります。革は製造工程によって仕上がりが違い、雨に強い革とそうでない革に分かれます。
靴の甲部分の革をアッパーといいますが、このアッパーの革が雨に強いものを選びましょう。雨に強い代表的な革は以下の3つです。
・ガラスレザー・・表面を合成樹脂などで塗装している
・ゴアテックスを使った革・・革の内側に防水加工が施されている
・オイルドレザー・・オイル(油)が多いと水を弾きやすい
・スエード・・起毛しているため雨ジミがつきにくい
雨用の革靴を選ぶときは、上記のような革かどうかをチェックしておきましょう。
靴底はゴム製を選ぶ
地面を歩いていると、靴底からも雨が染み込んできます。そのため、必ずゴム製の靴底(ラバーソール)のものを選びましょう。
人気の高いゴム底には、「ダイナイトソール」や「ビブラムソール」などがあります。靴底に革を使ったレザーソールでも、オイルを塗り込んでおくことで雨対策はできますが、新しく雨用の革靴を買うなら、ラバーソールを選ぶ方がよいです。
雨対策したとしても、レザーソールは水に濡れると摩擦しやすくなったり滑りやすくなったりします。ラバーソールであれば、水が染み込みにくいうえに滑りにくいので、雨の日でも安心して履くことができます。
雨の日におすすめの革靴ブランド13選
ここからは、防水効果のある革靴を販売しているブランドを紹介します。紳士靴で有名なブランドばかりなので、気になるブランドがあれば、ぜひチェックしてみてください。
リーガル
まず、国産革靴の定番ともいえるリーガルです。高品質で長持ちすることから、「コスパ良いビジネスシューズ」ともいわれており、愛用しているビジネスマンも多いです。
そんなリーガルでは、ゴアテックスを採用した革靴を販売しています。防水性・透湿性(蒸気を外に逃す能力)が高いのが特徴。
ゴアテックスを使ったモデルは、カジュアルからフォーマルまで揃っているので、用途に合わせて選ぶことができます。
関連記事リーガルのサイズ感を解説|スニーカーとサイズ比較してみた!texcy luxe(テクシーリュクス)
テクシーリュクスは、アシックスの子会社が展開しているブランドで、フォーマルな見た目とスニーカーのような履き心地を兼ね備えた革靴を販売しています。
デザインはスーツにも似合うフォーマルなタイプが多く、ゴアテックスシリーズではグッドデザイン賞を受賞しています。下ろしたてから履き心地がよく足に馴染むので、リピートする人も多いブランドです。
1万円台でも本革で、なおかつビジネスシューズとしても使えるため、コスパの良い雨用の革靴を探している人におすすめです。
大塚製靴(オオツカ)
大塚製靴の雨用革靴は「ウォータースマートシリーズ」として販売されており、独自開発の撥水加工がされた革によって、水を弾きつつ、通気性は保ったままの仕様に成功。
濡れた地面でも滑りにくい設計の靴底で、雨のなかでも安定感のある履き心地となっています。
SCOTCH GRAIN(スコッチグレイン)
スコッチグレインは、本格的な革靴の登竜門ともいわれる日本のシューメーカーです。モデルによって値段の幅はありますが、少し背伸びすれば届く価格帯に設定されているので、初めての革靴として選ぶ人も多いブランド。
足長0.5mm刻み、ワイズは1E〜4Eと幅広いサイズを展開している珍しいブランドでもあり、日本人の足や歩き方にフィットした形状にこだわっています。そんなスコッチグレインからは、撥水性レザーを採用した雨用の革靴が販売されています。
madras(マドラス)
デザインと機能性の両方を兼ね備えたビジネスシューズを販売しているマドラス。100年以上にわたり、イタリアのシューズブランドから日本を代表するメーカーとして人気を集めています。
ゴアテックスを搭載した晴雨兼用シューズや遊び心を取り入れたモデルなど、低価格ながらも高スペックな革靴が揃っています。
Church’s (チャーチ)
イギリスの革靴ブランドChurch’s (チャーチ)は、革靴好きのなかで雨用として人気の高いブランドの1つです。ドレッシーでありながら頑丈、さらに雨や雪にも耐えられるチャーチ独自の革「ポリッシュドバインダーカーフ」は、雨の多いイギリスで開発されたのも納得の防水力。
雨や雪が入らないようにベロ部分(甲の上にくるパーツ)が袋状に縫われているなど、雨でも安心して履ける革靴を展開しています。
SOLOVAIR(ソロヴェアー)
ソロヴェアーは、「空気の上を歩くような履き心地」が特徴の、イギリス生まれのシューズブランドです。
ソロヴェアーの名前の由来でもある「SOLE-OF-AIR(空気の上を歩くような履き心地)」の元となったエアークッションソールは特許を取得しており、快適な靴底(ソール)を使った革靴を展開しています。
ドクターマーチンが採用している靴底は、実はこのエアークッションソール。レインシューズとしてのラインはありませんが、水分をしっかり弾くアッパーと靴底を使用しているため、雨の日でも安心して履くことができます。
SANDERS(サンダース)
イギリス製の革靴によく使われるポリッシュドレザーを使っているラインでは、天気を気にせずガシガシ履けるミリタリーな佇まいが人気。かっこよさのなかにもドレッシーな印象を与えるデザインとなっているので、仕事にもプライベートにも使いやすいブランドです。
Jalan Sriwijaya(ジャランスリワヤ)
近年、日本の革靴好きな人の間でも人気の高い、ジャランスリワヤ。インドネシアから生まれたブランドで、カジュアルからドレスシューズまで、幅広いモデルを展開しています。
ハンドソーンウェルテッド製法にこだわり、靴底の返りの良い履き心地を実現。3万円台で6〜7万円クラスの革靴と同レベルといわれるほど高コスパなところが、人気の高い理由の1つです。
WHEELROBE(ウィールローブ)
ウィールローブは、2010年に設立された比較的新しいシューズブランドです。もともとはアメリカの工場にて生産をおこなっていましたが、より日本人の足にフィットする革靴作りをするために、2014年に生産拠点を日本に移動。
ウィールローブで展開されている多くのモデルに「クロムエクセルレザー」を使用。クロムエクセルレザーとは、オイルをしっかり含ませ、耐久性・堅牢製・防水性に優れた革です。
肉厚の革を使っているため型崩れしにくく、シンプルなデザインから長く履ける革靴となっています。
Paraboot(パラブーツ)
パラブーツはフランスの老舗シューズブランドで、もともとはアルピニスト(登山家)などに向けた靴作りをおこなっていました。アウトドアシューズブランドとして確固たる地位を築きつつ、タウンユースとしても履けるモデルも多く販売しています。
また、パラブーツの多くのモデルには、独自製法の水に強く雨に当たってもシミになりづらい「リスレザー」を採用。重厚なラバーソールとの組み合わせにより、雨の日にも対応できる革靴作りをおこなっています。
ラバー製・合皮製のレインシューズという選択肢もある
ここまで紹介してきた雨の日にも履ける革靴は、すべて本革を使用したブランドです。中には、ゴアテックスを使っていたり、防水・撥水加工しているからといって、本革が濡れるのは心配という人もいるかもしれませんね。
そのような不安を感じる場合は、オールラバー製や合皮製のレインシューズを選ぶのがおすすめです。最近では革靴に見えるレインシューズを作っているブランドも多くあり、ぱっと見では、本革の革靴なのかレインシューズなのかわからないものもあります。
「見るからにレインシューズ」というモデルを避けるには選び方に気をつけなければなりませんが、ラバー製や合皮製のレインシューズなら、雨にぬれるのを全く気にする必要はありません。
雨用のメンズ革靴ブランド12選|防水ビジネスシューズのおすすめを紹介まとめ
今回は、雨用のメンズ革靴ブランドを紹介しました。「雨の日だからといって、長靴を履くわけにはいかない」という人も多いはず。
水に強い素材を使った革靴であれば、雨の日でも問題なく履くことができます。ぜひ今回紹介した雨用に使える革靴を作っているブランドやシューメーカーをチェックしてみてくださいね。
また、本革が苦手な方は、ラバー製や合皮製のレインシューズから探してみるのもありですよ。
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