厚みのある革を使ったレッドウィングは、長年履けるワークブーツとして多くの人に親しまれています。
バイカーのようにハードな履き方をする人だけでなく、ファッションの一部として履く人も多いものの、
「何年くらい履けるのか?」
「寿命は?」
など、気になっている人も多いと思います。
そこで今回は、レッドウィングが何年履けるのか?寿命はどのくらいでくるのか?について紹介します。
長持ちする秘訣も解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
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レッドウィングは何年履ける?寿命は?
レッドウィングは丈夫で長持ちすることで有名なワークブーツです。
手入れしながら履けば数十年、いや、一生履けるといっても過言ではありません。
ただ、数十年履ける作りとはいえ毎日朝から晩まで酷使するように履くようであれば、さすがのレッドウィングでも数年で壊れる可能性もあります。
履く回数や履き方、メンテナンス具合によって寿命は大きく変わるので、一言で「○年です!」と断言できないのが事実です。
レッドウィング愛用者は何年履いているのか?
レッドウィングを愛用する人は世の中にたくさんいますが、皆がは何年くらい履いているのかをSNSで調べてみました!早速みていきましょう。
20年以上履いているレッドウィング
レッドウィング、
20年前より1万円以上高いのね。
今ある20年以上履いてる2足も大切に履き続けよ。— ユンケル Yusuke Yunkeru (@Bluesmobile325) April 15, 2022
30年前に見つけたペコスブーツ
レッドウィングのペコスブーツは、30年前神戸元町の高架下商店街でたまたま見つけ一目惚れしたものだった。それ以来毎日履き続け使い倒したけど、中敷きの接着が剥がれたのと靴底の摩耗以外全く問題なく使えた脅威の耐久性能。しかもあのフォルム。4万は安すぎるという感じです。お勧めの逸品
— としや (@Ryojp3636) February 2, 2018
アイリッシュセッター13年
修理しながら使ってたレッドウィングの黒セッターに穴が開き、寿命。享年13年。
— 岩村 (@1Iwamura) July 22, 2018
アイリッシュセッター20年
レッドウィングのアイリッシュセッターなんて3回ソール張り替えて20年は履いてるし、たぶん俺のほうが先に寿命を迎えるんだろう、って靴だ。やっぱブーツだよなあ。
— クランツkoh (@kranzkoh) December 11, 2015
修理が必要とはいえ、4万円程度で購入したブーツが20年も履けるなんて、冷静に考えてすごいです。
逆に5年で傷んだという意見も・・
5年超えのレッドウィング履いてたら靴下の底が破れてたのよね
レザーインソールがヒビ割れしてるのが原因とみられる。
つまりいくら革が元気でも、他の部分で寿命を迎えるのかもしれない( ᵕ ᵕ )— biwac (@biwako297) March 1, 2016
こちらはアッパー(甲革)が丈夫でも、他の部分が傷んでしまって履けなくなったという意見です。
傷む部分にもよりますが、インソールであれば中敷を敷いたり、他の部分でも修理に出したりして対応できるケースも多いです。
私は元靴修理屋で、靴製造の仕事もしてきた経験から感じているのは、靴はパーツの組み合わせなので、
・交換できるパーツがある
・靴が交換に耐えられる状態
・履き心地や見た目が変わることが許せる
であれば大抵の修理はできるんじゃないかなと。
ただ、そもそも修理する習慣がない人も多く、履き潰しそうなくらいまで履いてしまう人も少なくないです・・
レッドウィングのように『ガシガシ履くのがかっこいいワークブーツ系』は、過保護になるのもどうかと思いますが、それでも早めに修理に出す方が安くて綺麗に仕上がるのは間違いありません。
レッドウィングの傷みやすい部分
履き方によって傷みやすさは異なりますが、以下の部分から傷みやすくなります。
・ソール、ヒール部分
・つま先の曲がる部分
・中底
・ライニング(内側のカカト・親指、小指あたり)
基本的に、傷みやすい部分は摩擦が起こりやすい部分や、力の加わりやすい部分です。
とくにレッドウィングは湿気がたまりやすいので、内側の傷みに気をつけなければ数年で寿命がきてしまうこともあるので注意が必要です。
レッドウィングが長持ちする秘訣
ここからは、レッドウィングを長持ちさせるために気をつけたいポイントを4つ紹介します。どれも基本的なことばかりで、特別なことはありません。
しかし、基本的なことが一番重要だったりするので、確認のためにもザッと知識を入れておきましょう。
定期的に手入れする
レッドウィングはオイルをしっかり含んだレザーを使っているため、頻繁な手入れは必要ありません。
それでも、年に1〜2回程度のオイルもしくはクリームによる手入れは必要です。革は人間の肌と同じように、油分や水分を含んだ状態がもっともよく、乾燥は劣化を早める原因となります。
普段はブラッシングで表面のホコリや汚れを落とし、年1〜2回程度のオイルorクリームでしっかり保湿しておきましょう。
シューツリーを使う
レッドウィングを履いて歩き、曲がる部分には必ずシワが入ります。シワは経年変化を感じさせてかっこいいですよね。
しかし、シワは「かっこいい」だけではありません。深いシワは型崩れにつながるだけでなく、そこからひび割れしたり裂けてしまったりすることもあります。
また、履いているうちにレッドウィングは人の体重に合わせて「ねじれ」てきます。
このねじれは足に馴染んできている証拠でもあり、履きやすさに繋がるのも間違いありません。しかしその一方で、ねじれが進行すると、今度は「靴が人の体を歪ませる」ことにつながります。
そのため、ねじれや歪みは最小限に抑えることが望ましいです。ではどのように抑えるか?というと、シューツリーです。
シューツリーは紳士靴によく使われる「靴の型」で、履いていないときにシワを伸ばしたままキープできる装置です。
(シューツリーもシューキーパーも違いはありません)
履きジワは履いていない間に深くなりやすく、レッドウィングの劣化を早める原因になります。
シューツリーを使うことで、履いていない間のレッドウィングのフォルムを整えたまま湿気が飛ばせて、きれいな状態が維持できるようになります。
レッドウィングと相性が良いと人気なのは、「スレイプニル」のシューツリーです。(サイズは要チェックです)
足首まであるタイプがよければ、ブーツ用のシューツリーを選ぶのがおすすめです。ブリガのシューキーパー↓はレッドウィングに装着している人が多いメーカーです。
毎日履くのを避ける
レッドウィングはハードなシチュエーションにも耐えられますが、毎日履くと寿命が短くなります。
人間の足からは1日でコップ1杯分の汗をかくとも言われており、それだけの水分を吸った靴が感想するには1日以上かかるからです。
特にレッドウィングはオイルドレザーで水分がこもりやすい素材。毎日履くことで中に湿気がたまり、コルクや中底の劣化も早まります。
もともと数十年履けるポテンシャルのある靴なので、1回履いたら3日以上あけることを意識するだけで長持ちするようになります。
必要な時は修理に出す
カカトやつま先など、ソールが減ってきたり、アッパーの裂けなどがあれば、早めに修理に出しましょう。
そもそもレッドウィングは、修理することを前提に作られている靴なので、「修理して履く」ことこそが正しい履き方なのです。
とくにレッドウィング純正のトラクショントレッドソール(白いソール)は減りが早く、気がつくと「かなり減っていた・・」ということも少なくありません。
時々確認して、ミッドソールに到達する前にオールソール(ソール交換)をするようにしましょう。
修理に出さずに履き続けていると寿命が短くなるうえに、いつか履きつぶしてしまいます。また、ソールが減るとねじれや歪みもひどくなるので、定期的なチェックが大切です。
レッドウィングは何年履ける?寿命は?長持ちする秘訣を紹介まとめ
レッドウィングは「一生モノ」と呼ばれるのにふさわしい、素材を使い、修理可能な作りとなっています。
そのため、30年以上履いている人も多く、手入れや履き方によって寿命を伸ばすことは十分可能です。
今回紹介した長持ちさせる方法を参考に、ぜひエイジングを楽しみながらかっこいいレッドウィングを履き続けてくださいね。
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